『ドリーム』はハリウッドの新しい波の象徴に

映画『ドリーム』はハリウッドの新しい波の象徴となるーー黒人女性たちが成し遂げた偉業

近年、社会の至るところで唱えられている「ダイバーシティ(多様性)」。これまで白人の、とりわけ男性が優位的な立場にあったアメリカの…

『ハードコア』の映画的価値とは?

“一人称視点”の新感覚アクション『ハードコア』の映画的価値とは? 小野寺系が徹底レビュー

きっかけは、2013年にインターネットにアップされた動画だった。FPS(ファースト・パーソン・シューター)と呼ばれるTVゲームの…

小野寺系の『民生ボーイと狂わせガール』評

人は狂わされながら生きていくしかないーー『民生ボーイと狂わせガール』が観客に問いかけるもの

雨降りでも遅れてても「気にしない」と歌うミュージシャン、奥田民生。そんな、自然体で芯のある男になりたいと憧れる「奥田民生になりた…

小野寺系の『エイリアン:コヴェナント』評

小野寺系の『エイリアン:コヴェナント』評:R・スコットの熱意が生んだ、スリリングな前日譚

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『猿の惑星:創世記』、『オズ はじまりの戦い』など、伝説となった大ヒット映画の本…

なぜ『ダンケルク』は“薄味”に感じるのか?

なぜ『ダンケルク』は“薄味”に感じるのか? ノーラン監督の作家性と“戦争映画”としての評価を考察

大作映画の監督たちが、映画会社やスタジオによって厳しく管理されることが多くなった近年、時代の流れに逆行して、自らの作家性を前面に…

『過保護のカホコ』が描いた自主性の重要さ

“過保護”は果たして悪なのか? 高畑充希主演ドラマ『過保護のカホコ』が描いた自主性の重要さ

「いまの若者は過保護に育って、常識がなっとらん!」  度を超えて甘やかすことを意味する「過保護」という言葉は、70年代あたりか…

映像作家&劇作家としてのノーラン

“大監督”クリストファー・ノーランの作家性ーー映像作家と劇作家、ふたつの側面から徹底考察

クリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』の公開を記念して、その代表作を一挙に放送するスターチャンネルの特集企画「新時代…

青春学園ものを追求した新『スパイダーマン』

『スパイダーマン:ホームカミング』が追求した、“青春学園もの”としての側面

『スパイダーマン:ホームカミング』は、当初の期待をはるかに超え、映像、脚本ともに完成度の高い娯楽作に仕上がっていた。「青春学園も…

『ジョジョ』の実写化は成功したのか?

『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化は成功したのか? 評価のポイントを検証

『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』誌上で、30年にわたり連載が続いている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。少年誌のバ…

小野寺系の『築地ワンダーランド』評

『築地ワンダーランド』は“魚を食べる”認識が変わるーー築地市場の深部を捉えたドキュメンタリー

東京、銀座から徒歩で約15分。質の高い水産物を中心とした食材が日本中、世界の様々な地域から大量に集められる“築地市場”。ピーク時…

『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察

『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察

近年アメリカでは、ディズニー映画『ズートピア』や、ピクサー映画『ファインディング・ドリー』、『カーズ/クロスロード』のように、実…

小野寺系の『カーズ/クロスロード』評

『カーズ/クロスロード』に見る、次世代に受け継がれるディズニー/ピクサーの精神

擬人化された車たちによる社会と、そこで繰り広げられるカーレースの興奮を、ピクサー・アニメーション・スタジオがCGで描いた作品『カ…

小野寺系『ジョン・ウィック:チャプター2』評

がんじからめの世に一刺しの復讐を スタントマン魂が刻まれた『ジョン・ウィック:チャプター2』

2014年公開の『ジョン・ウィック』は、キアヌ・リーブスが『マトリックス』シリーズ以来の当たり役をつかんだ作品だ。ロシアンマフィ…

『オンリー・ゴッド』は失敗作?

『オンリー・ゴッド』は失敗作だったのか? N・W・レフン監督の苦悩捉えた迫真ドキュメンタリー

賛否の渦を巻き起こした世紀の問題作、『オンリー・ゴッド』。ヒット作『ドライヴ』によって、次作への期待が集まっていたニコラス・ウィ…

『ハクソー・リッジ』“地獄の戦場”の意味

『ハクソー・リッジ』は戦争を題材にしたヒーロー映画だ メル・ギブソンが再現した地獄の戦場

「沖縄戦」は、歴史のなかでも稀に見る凄惨な戦いとして知られる。太平洋戦争におけるこの地上戦で、日本側は兵隊と民間人合わせて20万…

日本のアニメは世界でどう評価されるか

日本のアニメは世界でどう評価? 『夜明け告げるルーのうた』アヌシー映画祭最高賞受賞から考察

世界最大規模、最古の歴史を誇る、フランスの「アヌシー国際アニメーション映画祭」。このほど、湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた…

『20センチュリー・ウーマン』の良さを解説

『20センチュリー・ウーマン』の“言語化しにくい”魅力 マイク・ミルズ監督に受け継がれた精神

天井の火災警報器を眺めて美しさを見出すような繊細な感性や、Tシャツに洗濯機のイラストをプリントするような創造的人格は、どのように…

『LOGAN』が甦らせたアメリカの魂

『LOGAN/ローガン』は“名作映画”の領域にーー本物のドラマに宿るアメリカの魂

とうとうアメコミ映画に、名作と呼べる作品が生まれた…本作『LOGAN/ローガン』のラストシーンを観ながら、そのような感慨に耽って…

複雑さと分かりやすさが両立の『メッセージ』

複雑さと分かりやすさが両立 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による渾身の一作『メッセージ』

「ページに方程式をひとつ登場させるごとに、本の売れ行きが半減していくだろう」  天才物理学者として知られるスティーブン・ホーキ…

『GotG』続編は“サイコー!”なのか?

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は本当に“サイコー!”なのか?

興行成績が好調な近年のマーベル映画のなかでも、とくに大きな支持を得ているひとつが、コメディー色の強い異色ヒーロー作品『ガーディア…

小野寺系の『スプリット』評

観客の心理を操る『スプリット』 ヒッチコックに通じるシャマラン監督の演出の秘密

M・ナイト・シャマランといえば、大きな評価を得た出世作『シックス・センス』以来、もはや彼のトレードマークとなった意外なラスト、そ…

おとり捜査映画としての『潜入者』の魅力

80年代メキシコの麻薬売買や殺人を追体験 おとり捜査映画の観点から『潜入者』の魅力を考察

もし正体がバレたら、死を超えた恐ろしい制裁が待っている。まぶたを切られ目を焼かれ、家族までもが無惨な拷問を受け、家畜のように殺さ…

『ワイスピ』が人気シリーズになった理由

『ワイルド・スピード』なぜ人気シリーズに? 新作から紐解く“ファミリー最高!”の価値観

『ワイルド・スピード』も、第1作から16年、今回で8作目を数える長寿シリーズとなった。興行的な規模は飛躍的に拡大していき、前作『…