【ネタバレ】『ファンタビ』続編の本質とは?

【ネタバレ】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』はなぜいびつな作品になったか

J・K・ローリングによる原作小説や、映画化作品で絶大な人気を誇る『ハリー・ポッター』シリーズ。その終了後に制作が始動した新たな映…

『レッド・デッド・リデンプション2』から読み解く「西部劇」

『レッド・デッド・リデンプション2』はなぜ「現代の西部劇」なのか 映画的側面から読み解く

開拓時代が終わるアメリカの無法者として、荒野を馬で駆け銃を撃ち合うなど、西部劇の主人公になりきって遊べる大ヒットゲーム、待望の続…

『ボーダーライン』に見る、続編映画の在り方

『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』が浮き彫りにした、“続編映画”の在り方

アメリカ政府とメキシコの麻薬カルテルの凄惨な戦いを描いた、エミリー・ブラント主演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』は…

小野寺系が総括する『アニゴジ』

『アニゴジ』は“ゴジラ作品”としてどうだったのか? 3作かけて向き合った壮大なテーマ

4年の歳月をかけ制作されてきた、アニメーションによって表現されたゴジラの劇場用作品、通称『アニゴジ』3部作も、今回の『GODZI…

『ここは退屈迎えに来て』が描く東京と地方

二分された“東京”と“地方”は何を意味する? 『ここは退屈迎えに来て』が描く人々の心の事情

地方都市近郊の国道によく見られる、広い道路とその両側にチェーン店が並ぶ風景。地方で生活する多くの人々が日々目にしているが、この眺…

『ルイスと不思議の時計』のメッセージ

イーライ・ロス監督のパーソナリティとも合致 『ルイスと不思議の時計』のメッセージ

児童文学『壁のなかの時計』を原作に、魔法と、愉快な魔術師の伯父さんに出会う孤独な少年の物語を描いた映画『ルイスと不思議の時計』。…

『スカイスクレイパー』の作品構造を読み解く

古い価値観を感じさせるも映画の作られ方は“現代的” 『スカイスクレイパー』の作品構造を読み解く

「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンが演じる、筋肉ムキムキの一家のパパが、家族を救うために超高層ビルで決死の戦いを繰り広げる映…

『アントマン&ワスプ』の量子力学を考察

『アベンジャーズ』シリーズへの重要な布石? 『アントマン&ワスプ』で描かれた量子力学を考察

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で見せられた衝撃の展開。10年の歳月に渡って作られてきた、マーベル・スタジオによるヒー…

小野寺系の『ちいさな英雄』評

小野寺系の『ちいさな英雄』評:監督たちの才能とスタジオポノックの未来を読む

「ポンポンポン、ポノック、スッタッジッオ、ポノック♪」  木村カエラが景気よく歌うオープニングテーマ曲から始まる、ポノック短編…

日本アニメはなぜ“ハイブリッド”な画面づくり?

日本のアニメはなぜフルCGを忌避し“ハイブリッド”な画面づくりを続ける? その理由を読み解く

細田守監督による『未来のミライ』の見どころになっていたのが、悪夢的な「未来の東京駅」のシーンだった。ここでは、ほとんどのビジュア…

『M:I 6』の隠された魅力を徹底解説

明らかに何かが変? 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の隠された魅力を徹底解説

第1作より22年、6作目となった人気シリーズの新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、トム・クルーズ自身が生身で演…

『インクレディブル・ファミリー』すごさ解説

ブラッド・バード監督が見せつけた“格の違い” 『インクレディブル・ファミリー』のすごさを解説

『アイアン・ジャイアント』(1999年)をはじめとする、規格外の傑作ばかりのフィルモグラフィーが示すように、群を抜く才能で「天才…

『M:I』最新作4DX版の醍醐味

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』4DXは“アクション娯楽大作”としての真価を発揮!

「3D」を超えて、現在、最も新しいかたちの映画鑑賞が楽しめるのが、「4D」と呼ばれる上映方式である。なかでも世界で59カ国、50…

『ジュラシック・ワールド』続編のいびつさ

新シリーズ本来のコンセプトが明らかに 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の“いびつさ”を読む

あの『ジュラシック・パーク』シリーズを14年ぶりに再始動させ、スケールアップした映画『ジュラシック・ワールド』は、2015年に公…

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のメッセージ

いま撮る意味、観る意味がある作品に 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』に込められたメッセージ

漫画『エースをねらえ!』に登場する有名なキャラクター「お蝶夫人」は、高校生にも関わらず、なぜ「夫人」と呼ばれているのか。その答え…

『ハン・ソロ』の世界観はどう構築された?

『ハン・ソロ』で『スター・ウォーズ』シリーズの世界観はどう構築された? 娯楽大作映画における回帰的な潮流

『スター・ウォーズ』シリーズが、世代を超え幅広い層を巻き込んで多くのファンを生み出し続けている理由は、そこに様々な種類の魅力が混…

『オンリー・ザ・ブレイブ』のおそろしき美

イメージが覆される驚きの多い作品に 『オンリー・ザ・ブレイブ』の“おそろしき美”

もともとイメージしていたのと違う内容の映画というのがあるが、まさに『オンリー・ザ・ブレイブ』は、イメージが覆される、良い意味で驚…

『ワンダー 君は太陽』の壮大な世界

“涙を誘う感動映画”のイメージを乗り越える 『ワンダー 君は太陽』の壮大な世界

遺伝子の疾患によって、多くの人とは異なる特徴的な顔で生まれてきた男の子、オーガスト(オギー)。両親や姉の献身的な愛情に恵まれて育…

『マッド・ダディ』ニコケイを魅了したテーマ

狂気演技の第一人者ニコラス・ケイジをも魅了 『マッド・ダディ』が踏み込んだ危険なテーマ

常軌を逸する精神状態を演じさせれば、そこはニコラス・ケイジの独壇場となる。クレイジーな言動や行動をハイテンションで繰り返すのは、…

『バーフバリ』完全版と国際版はどう違う?

『バーフバリ 王の凱旋』完全版と国際版は何が違う? “ゴールデン・スパイス映画”のすごさを分析

2017年の末、日本で初めて、インド映画『バーフバリ 王の凱旋』が封切られた。娯楽映画の王道中の王道、“天道”を走る火の玉のよう…

ストップモーション・アニメの可能性

ストップモーション・アニメは実写映画監督の新たな表現の場に? 『犬ヶ島』などの試みから考察

劇場用アニメーションの主流はCGアニメーションが大きな割合を締めていく一方で、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』や『ぼくの名前は…

『デッドプール』真の魅力を掘り下げる

『デッドプール2』が提示する、社会のはみ出し者の視点からの解答 ヒーローとしての真の魅力を探る

アベンジャーズをはじめとするヒーロー映画が世界で記録的なヒットを成し遂げるなか、苦手でついていけないという観客も少なくない。アメ…

『犬ヶ島』は“新たな世界の見方”を伝える

ウェス・アンダーソン監督自身が体現する“希望” 『犬ヶ島』は“新たな世界の見方”を伝える

シンメトリーな構図、シュールでユーモラスなセンス。くすんだ色調と愛らしい美術、こだわりの字体とレトロなファッション。これらの要素…

『リディバイダー』が描く崩壊する世界

二つの世界を描いた二つの演出 『リディバイダー』は崩壊しつつある現実社会を映し出す

ガン・シューティングなどのアクションを楽しむTVゲームのなかで根強い人気を誇るのが、ゲームのキャラクター本人の視点でプレイできる…

『ユートピア』の力強いテーマ

10年以上を経て完成したSFファンタジー『ユートピア』 時間をかけるにふさわしいテーマとは?

東京・下北沢にある映画館「トリウッド」で公開中の、SFファンタジー映画『ユートピア』は、その内容と同時に、制作の経緯も特異すぎる…

小野寺系の『フロリダ・プロジェクト』評

アメリカ社会の現状を描き出すーー『フロリダ・プロジェクト』が重要な作品になった理由

中華料理の配達人や、路上で偽ブランド品を販売する不法移民、トランスジェンダーの娼婦など、アメリカ社会の片隅で顧みられずに生きてい…