『クレイヴン・ザ・ハンター』は不遇な映画?

『クレイヴン・ザ・ハンター』に湧いてくる無力感 フィクションを上回った現実の世知辛さ

裏社会の大物(ラッセル・クロウ)は、二人の息子を行き過ぎた“オンリー男らしさ教育”で育てていた。結果、兄のセルゲイ(アーロン・テ…

『劇場版ドクターX』“らしさ”に満ちた完結編

『劇場版ドクターX』完結編に相応しい“シリーズらしさ” 米倉涼子の唯一無二の迫力

フリーの凄腕外科医・大門未知子(米倉涼子)は、今日もどこかのヤバい国で、銃を突きつけられながら大統領を手術していた。無事に手術を…

『グラディエーターII』のパワフルな痛快さ

デンゼル・ワシントンの極悪ぶりを堪能 『グラディエーターII』はパワフルな痛快娯楽活劇だ

ローマ帝国の侵略で妻を失ったルシアス(ポール・メスカル)は、復讐を果たすために闘技場で命を懸けて戦う剣闘士(グラディエーター)と…

『ベイビーわるきゅーれ』第3作の完成度

アクション映画として世界レベル 『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』の突出した完成度

殺しの腕は超一流。けれども、いまいち社会じゃうまくやっていけない。そんな殺し屋コンビの杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤…

『ジガルタンダ・ダブルX』の喝を体感せよ

『ジガルタンダ・ダブルX』の強烈なグルーヴ感 「映画をナメるな」という“喝”を体感せよ

奇妙で熱いグルーヴ感の塊のような映画がやってきた。9月13日に公開される『ジガルタンダ・ダブルX』(2023年)は、映画全体に満…

『ツイスターズ』は真夏のデート映画に最適!

パニック映画『ツイスターズ』は真夏のデート映画に最適! “ちゃんと怖い”竜巻描写も

回れ回れツイスター、もう決して止まらないように……♪ というわけで『ツイスターズ』(2024年)である。まさかの『ツイスター』(…

『デッドプール&ウルヴァリン』は同窓会的

『デッドプール&ウルヴァリン』をネタバレなしでレビュー 最大の魅力は同窓会的な楽しさ

個人的な話で恐縮だが、私は同窓会に呼ばれたことがない。そのこと自体に不満はないし、小・中・高の己の行いを振り返ると、「そりゃ呼ば…

『ビバリーヒルズ・コップ4』の痛快さ

エディ・マーフィの魅力健在! 『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』の痛快さ

This is 安打。それも二塁打。『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』(2024年)は、そんな「普通に面白い」とい…

『バッドボーイズ』第4弾のバカバカしさ

『バッドボーイズ RIDE OR DIE』にみた映画のマジック “バカになれ!”精神で新風吹き込む

「バカになれ!」。伝説のプロレスラー、故アントニオ猪木はそう言った。とことんバカになって、恥をかけるだけかいたとき、初めて本当の…

『ミッション:インポッシブル3』は転機作に

『ミッション:インポッシブル3』はトム・クルーズの“禊”映画? J・J・エイブラムスの手腕

シドニーで大暴れした『M:I-2』(2000年)から数年後……。スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)は組織の指導者役となり…

『ジュラシック・ワールド』は“金ロー映画”

『ジュラシック・ワールド』は紛れもない“金ロー映画”だ! 恐竜の大暴れも見逃せない

1990年代。ある企業が最先端技術を使って恐竜を復活させ、テーマパークを作る「ジュラシック・パーク」計画をブチ上げた。開園寸前ま…

『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画

『アクアマン/失われた王国』は恐るべき映画だ ジェームズ・ワンによる“お疲れ様超大作”

さすがジェームズ・ワン! 『アクアマン/失われた王国』(2024年)は恐るべき映画である。いや、内容は普通なのだが、これは凄い映…

加藤よしきの「2023年映画ベスト10」

加藤よしきの「2023年 年間ベスト映画TOP10」 “楽しい”という気持ちを大切に

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2023年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…