『ゴジラ-1.0』山崎貴の“本領発揮”はまだ先に 虚構vs現実を踏襲したことで生まれた齟齬
山崎貴監督の『ゴジラ-1.0』は、今、日本で新作ゴジラを作り、打ち勝つことの困難さを思い知らされる。なにせ2023年は、ゴジラの…
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1月11日に亡くなった高橋幸宏は、類まれな映画俳優でもあった。ミュージシャンが映画に出演することは珍しくないが、意外な演技力を見…
気鋭の映画プロデューサーの長編初監督作品、劇場版『ドラえもん』の脚本家による監督作、原作者が自ら監督――。『百花』という映画に重…
新鋭監督とベテラン監督が、監督・脚本としてタッグを組んだ映画『ヘタな二人の恋の話』が7月1日から公開される。 『橘アヤコは見…
6月17日に全国公開される映画『鬼が笑う』。兄の三野龍一が監督、弟の三野和比古が脚本を担当する兄弟映画制作チーム「MINO Br…
今、日本映画で最も多作かつ、〈当たり〉の多い監督といえば城定秀夫をおいて他にいない。青春も性春も、あらゆる題材を手際よく料理し、…
「超大作怪獣映画」とは何か? 先日、山崎貴監督の新作映画エキストラ募集が話題となった。タイトルは伏せられているものの、〈超大…
俳優の千葉真一さんが2021年8月29日に亡くなった。東映入社後、1960年から役者としての活動をスタートすると、深作欣二監督や…
目の前を男が落ちてきた。『竜とそばかすの姫』の試写を観た帰り道の出来事である。すぐに近くの交番から警官が駆けつけ、一部始終の目撃…
4月10日19時23分、映画監督の大林宣彦さんが逝去した。先日追悼放送された『時をかける少女』(1983年)をはじめ、大林監督作…
日本を代表するコメディアン、志村けんさんが3月29日に逝去された。ザ・ドリフターズのメンバーの一人として、多くの人々を笑いにいざ…
ここ数年で、最も勢いを感じさせる日本の若手映画監督と言えば、小林勇貴である。最近の新人監督は天才肌が多い。最初から才能にあふれて…
1971年と2045年――2本連続で公開されるスティーヴン・スピルバーグの新作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と『レディ…
2010年に公開された瀬々敬久監督作『ヘヴンズ ストーリー』のBlu-ray&DVD が発売中だ。ベルリン映画祭で「国際批評…
“映画批評の今”をテーマとした菊地成孔とモルモット吉田との対談(菊地成孔×モルモット吉田、“映画批評の今”を語る 「芸で楽しませ…
菊地成孔の新刊『菊地成孔の欧米休憩タイム』(購入はこちらから)が、現在発売中だ。同書は、英語圏(欧米国)以外、特にアジ…
あらゆる映画が再生産される時代になると、オリジナルへの思い入れなど、初めて観る観客にとっては何の意味もなさなくなる。『打ち上げ花…
メジャーで『新宿スワンⅡ』(17年)を、ロマンポルノ・リブートプロジェクトではローバジェットで『アンチポルノ』(17年)を、その…
4時間を越える長編『親密さ』、染谷将太、渋川清彦、石田法嗣を主演に迎えた中編『不気味なものの肌に触れる』、文部科学大臣芸術選奨新…
映画評論とは何か? それはなくてはならないものなのか? 気鋭の映画評論家・モルモット吉田氏の初の単著『映画評論・入門! 観る、読…
記憶の糸をたどる行為は楽しい。深掘りしていくと、脳内奥深くのひだに隠れたぼんやりした風景が鮮明とまではいかなくとも、輪郭ぐらいは…
第40回日本アカデミー賞授賞式が3月3日、グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、各部門の最優秀賞が発表された。庵野…
2009年に公開された映画『愛のむきだし』が完全リブートのTVシリーズとして、現在J:COMで放送・配信されている。2000年代…
第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日本映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出…
デジタル技術を掌握する者が映画界の主流になる 12月29日、NHK-BSプレミアムで『日本のVFXを変えた男 ヒ…
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2016年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマの三…
初公開から45周年の今年、「日活ロマンポルノ」がリブートプロジェクトとして蘇った。総尺80分前後、10分に1回の濡れ場、撮影期間…
今、取るものもとりあえず映画館へ走っても損はさせないと責任を持って請け負えるのは、『この世界の片隅に』と『エブリバディ・ウォンツ…