作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
『レヴェナント』復讐の旅の果てにあるものーー過酷な大自然の中に描かれた人間の内面世界
アメリカ西部開拓時代、ヨーロッパからの入植者によって未だ征服されていない北西部の奥地に踏み込む狩猟団のなかに、伝説となった実在の…
『スポットライト』、社会派映画としての価値ーーあまりにも大きな“悪”をどう描いたか
史上空前の混戦と言われた第88回アカデミー賞で、作品賞と脚本賞に輝いたのがこの『スポットライト 世紀のスクープ』だ。作品賞受賞作…
菊地成孔の『山河ノスタルジア』評:中国人は踊る。火薬を爆発させる。哀切に乗せて。
カンヌのパルムドール候補 ワタシはアカデミー、グラミー、トニー、カンヌ、の各授賞式、そしてUFCの中継、BET(BLACK E…
『劇場版 響け! ユーフォニアム』、“真っ向勝負”で描く青春のリアリティ
『劇場版 響け! ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜』公式サイト 高校時代、映画館に入り浸っていて、部活もやらず、…
『スポットライト』なぜアカデミー作品賞に? アメリカ社会における作品の意義を考察
2002年にアメリカ東部の有力紙「ボストン・グローブ」は、あまりにもショッキングな記事を掲載した。ボストンのカトリック聖職者数十…
視聴者はいつしか共犯者の心理にーー『ハウス・オブ・カード』の“悪の魅力”
Netflixが制作し、いまでは映画界の巨匠となったデヴィッド・フィンチャー監督と、本作でのびのびと悪の主人公を演じるケヴィン・…
“ロックの聖地”が伝える、アメリカ文化の精神ーーISHIYAの『サンセット・ストリップ』評
いわゆるアメリカンドリームを成し遂げた人間が集まる場所。それが本作『サンセット・ストリップ ロックンロールの生誕地』の舞台である…
デヴィッド・フィンチャーのターニングポイント、『ハウス・オブ・カード』の画期性について
この春、Netflixが最新のシーズン4世界同時配信を含め、全シーズンの配信をスタートさせたデヴィッド・フィンチャー製作総指揮、…
Netflixオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』総力特集!
デヴィッド・フィンチャーが製作総指揮を務めるNetflixオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のシーズン1から最…
少女が狼女に“変身”する意味とはーー『獣は月夜に夢を見る』が紡ぐ上質なノルディック・ノワール
デンマーク出身のヨナス・アレクサンダー・アーンビーによる初長編監督作『獣は月夜に夢を見る』は、2014年度のカンヌ国際映画祭批評…
母子の拉致監禁を題材にした『ルーム』が共感を呼ぶ理由ーー“母親たちの物語”として観る
現在公開中の『ルーム』は、ある日突然拉致・監禁された女性が、犯人との間に生まれた子どもと共に脱出を目指すショッキングな設定の物語…
映像の魔術師が『グランドフィナーレ』で描く、甘く切ない“老い”の境地
いつしか誰もが彼のことを“現代のフェリーニ”と呼ぶようになった。なるほど、確かにパオロ・ソレンティーノの描く映画は人生を俯瞰した…
なぜ彼らは残虐行為ができるのか? メキシコ犯罪組織との戦い描く『ボーダーライン』が問うもの
FBIが指揮する武装チームが誘拐団のアジトに踏み込むと、そこは壁一面に大量の被害者の腐乱死体がびっしりと塗り固められた「死の家」…
異色マーベル作品『デアデビル』はなぜ驚異の高評価を得たか? “不殺の自警ヒーロー”の革新性
Netflix製作のアメコミヒーロードラマ『デアデビル』。シーズン1は、視聴者、批評家によって圧倒的な高評価を得られた。海外の有…
荻野洋一の『ルーム』評:“感動させる”演出に見る、映画としての倫理の緩み
今年の米アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞でブリー・ラーソンに主演女優賞をもたらした『ルーム』は、すばらしい演技合戦だけで2時…
NY在住マイノリティーの“あるある”を描くコメディ 『マスター・オブ・ゼロ』が高い評価を得た理由
『マスター・オブ・ゼロ』は、売れない役者のインド系アメリカ人が主人公のコメディー・ドラマだ。Netflixのオリジナル作品として…
『さざなみ』はなぜ心理ドラマの傑作となり得たか? 女優シャーロット・ランプリングの“魔力”
この世には、女優シャーロット・ランプリングがいなければ成立しない映画というものがある。彼女にベルリン国際映画祭女優賞を渡し、初の…
松江哲明の『COP CAR コップ・カー』評:ケヴィン・ベーコンを正面から撮れば、良い映画は作れる
『COP CAR コップ・カー』は、ケヴィン・ベーコンが主演と製作総指揮を務め、新『スパイダーマン』シリーズの監督に抜擢された新…
松江哲明の『LOVE【3D】』評:見世物的な面白さ以上の、豊かな映画体験が待っている
ギャスパー・ノエ監督は、暴力や性の描写から逃げない ギャスパー・ノエ監督の最新作『LOVE【3D】』は、“3D映像でセックス…
人間は“孤独”とどう向き合うべきなのか 『孤独のススメ』が投げかける普遍的なテーマ
孤独は誰の人生にとっても大きなテーマだろう。文学でも映画でも繰り返し登場するテーマでもある。人は孤独から逃れることはできない。孤…
生まれてから7年間“監禁”されていた少年は、世界とどう向き合うのかーー『ルーム』が描く成長物語
同じベッドで眠っていた母親と子供が目を覚ますと、いつもと同じ朝が始まる。歯磨きをし、軽い運動をし、子供は部屋中の物に朝の挨拶をす…
『バットマン vs スーパーマン』賛否両論を巻き起こした要因は? DCコミックスの狙いと裏テーマを考察
最大の人気を誇るアメコミヒーロー、スーパーマンとバットマン。彼らがとうとう対峙し、拳を交える。アメコミ映画ファンならずとも興味を…
岩井俊二『リップヴァンウィンクルの花嫁』“3時間の長尺”から伝わる意志
3時間である。映画としては、間違いなく、長い。なぜ映画は90〜120分ぐらいの作品が多いのか、映画館の編成都合(回転率)や人間の…
タイの天才・アピチャッポンが生み出す映画的サプライズーー最新作『光りの墓』の名シーン分析
アピチャッポン・ウィーラセタクンの名前が華々しく読み上げられた6年前のカンヌ国際映画祭で、審査員長を務めたティム・バートンは、彼…




































