作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
岩井俊二『リップヴァンウィンクルの花嫁』“3時間の長尺”から伝わる意志
3時間である。映画としては、間違いなく、長い。なぜ映画は90〜120分ぐらいの作品が多いのか、映画館の編成都合(回転率)や人間の…
タイの天才・アピチャッポンが生み出す映画的サプライズーー最新作『光りの墓』の名シーン分析
アピチャッポン・ウィーラセタクンの名前が華々しく読み上げられた6年前のカンヌ国際映画祭で、審査員長を務めたティム・バートンは、彼…
『断食芸人』が映し出す“現在の日本”と、俳優・山本浩司の“何もしない演技”
映画はおおよそ撮影から1年ぐらいの時間を経て、ようやく公開の時を迎える。制作したときと、公開までは当然、タイムラグが生じる。にも…
『アーロと少年』はなぜ圧倒的リアリズムで“自然”を描いた? アメリカ西部劇との共通点から探る
馬や牛など家畜の肌に、熱した「焼きごて」をじゅうじゅうと押し付け、カウボーイが自分の牧場の家畜だということを示す「焼印」をつける…
ニコラス・ケイジが『グランド・ジョー』で演じる、アメリカ南部の狂気
目を血走らせ、異常なハイテンションの暴力的な演技をさせれば右に出る者がなく、また、下がった眉毛と子犬のような潤んだ瞳で母性本能を…
サブプライムローンとは何だったのか? 『マネー・ショート』が示す投資家の倫理
ファンドマネージャー、藤野英人氏は自身の著書「投資家が「お金」よりも大切にしていること」で投資家についてこう定義している。 投…
94歳のファッション・アイコンが世界中の女性からリスペクトされる3つの理由
94歳のファッションアイコン兼現役実業家のアイリス・アプフェルを捉えたドキュメンタリー映画『アイリス・アプフェル!94歳のニュー…
笑えないコメディー『マネー・ショート』が浮き彫りにする、人間社会の悲喜劇
「お父っつぁん、煙草の灰がふとんに落ちて燃えてるよ。火を消しなよ」 「面倒くせえなあ。お前が消してくれればいいじゃねえか」 「お…
Netflixが打ち出す中国戦略ーー『ソード・オブ・デスティニー』の狙いを読む
2月26日からNetflixオリジナル映画『ソード・オブ・デスティニー』の配信が全世界でスタートした。同作はアカデミー賞4部門を…
恋愛が強制されるホテルで、ダンスと性はどんな意味を持つ? 『ロブスター』の奇妙な世界
2010年前後、世界の映画界で「グリーク・ウィアード・ウェーブ(Greek Weird Wave)」と呼ばれる現象が起きた。財政…
巨大ロボットと怪獣が殴り合う! 今夜放送『パシフィック・リム』の“映画的腕力”
『パシフィック・リム 』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント) 巨大ロボットと怪獣が殴り合う……このシンプルかつ荒…
佐々木俊尚の映画『スティーブ・ジョブズ』評:“天才的なデザイナー”の片鱗が描かれている
アップル社の共同設立者であるスティーブ・ジョブズが、1984年のMacintosh、1988年のNeXT Cube、1998年の…
『ヘイトフル・エイト』は何を告発するのか? タランティーノ最高傑作が描くアメリカの闇
「恐らく、これは俺の最高傑作と言えるだろう」 南北戦争終結後のアメリカ、冬の山岳地帯の山小屋を舞台にした密室殺人ミステリー西…
『ヘイトフル・エイト』に見る、タランティーノ監督のバイオレンス描写の変遷
公開中の『ヘイトフル・エイト』からは、またしてもクエンティン・タランティーノの映画愛が余すことなく示された。『カーツーム』以来と…
“音痴な歌姫”はなぜ観客の心を揺さぶるのか セザール賞4部門受賞『偉大なるマルグリット』の魅力
『偉大なるマルグリット』が描く、妥協なき“音痴な歌姫”の人生 『偉大なるマルグリット』(c)2015 - FIDELITE FI…
『シェル・コレクター』はなぜ“奇妙な映画”に? リリー・フランキー、池松壮亮らの演技から考察
奇妙なタイトルが示すそのままに、変な映画だ。大部分が 16mmフィルムで撮影された画面のルックや ATG(※1)映画を彷彿とさせ…
ボクサー・辰吉丈一郎はどう家族と向き合ってきたか? 20年のドキュメンタリーに刻まれた生き様
ボクシングの試合を観て、熱くなり、声を出し、感動に打ち震え涙を流した経験はあるだろうか? 私事で恐縮ではあるが、1991年9月1…
なぜ小学生がゾンビに? 過激コメディ『ゾンビスクール!』が風刺する現代社会
アメリカ中の街がゾンビだらけになり、ショッピングモールに逃げ込む男女達。そこには何故か、とりわけ大量のゾンビが徘徊していた。 …





































