弁護士ドラマの前提揺るがす!? 『グッド・ファイト』が描く「トランプ時代」との闘い
これまで数々の傑作を生み出してきたアメリカのテレビシリーズの伝統の一つ、「ロー・ファーム(弁護士事務所)もの」ドラマにおいて、現…
テーマは重いが、後味は爽快 『ブラインドスポッティング』の新しさ
『ブラインドスポッティング』はオークランド映画である。オークランドはカリフォルニア州のベイエリア、サンフランシスコからベイブリッ…
8月9日=シャロン・テート殺人事件から50年 タランティーノ最新作のカギとなる衝撃の事件を解説
クエンティン・タランティーノの作品はいつだって「映画についての映画」だった。そして、タランティーノが特別な監督である理由は、ずっ…
フランス全土に漂う“倦怠感”を物語る 『シンク・オア・スイム』に滲み出る生々しい哀愁
昨年フランスで公開されて、400万人を動員する国民的大ヒットとなった『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』が日本公開さ…
すべての音楽好きにオススメ! 『ハーツ・ビート・ラウド』が「フィールグッド」な映画である理由
舞台は2000年代インディーロックの中心地、ニューヨークのブルックリン。主人公はかつてプロのミュージシャンとして活動し、現在は街…
水谷豊、『轢き逃げ』トークイベントで70年代と現在の違いを語る 「残した方がいいものもある」
現在公開中の映画『轢き逃げ -最高の最悪な日-』のスペシャルトークイベントが5月16日に渋谷・ユーロスペースにて行われ、監督・脚…
水谷豊×中山麻聖×石田法嗣『轢き逃げ』鼎談 水谷「今だからこういう作品を作ることができた」
水谷豊の監督第2作『轢き逃げ -最高の最悪な日-』が5月10日より公開中だ。“タップダンス”を題材にした2017年の監督デビュー…
「怖さ」を超える映画的興奮! 『ヘレディタリー』でアリ・アスターが到達した「高み」を検証
2018年に公開(日本公開は11月30日)された本作『ヘレディタリー/継承』は、海外、日本を問わず多くの有力映画メディアや批評家…
長澤知之が明かす、曲作りに向き合い続ける理由と意味 「ほんの少しでも“善いこと”をする感覚」
長澤知之が、3月20日にソロとして約2年ぶりとなるオリジナルアコースティックミニアルバム『ソウルセラー』を発売した。「Close…
イーストウッドが描く前代未聞の実話! 宇野維正がこの春必見の『運び屋』をレビュー
クリント・イーストウッドの前作『15時17分、パリ行き』の公開時に、英字新聞JAPAN TIMESに「日本の批評家は映画監督とし…
年末企画:宇野維正の「2018年 年間ベスト映画TOP10」 次の時代はもう始まっている
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
宇野維正×レジーによる『日本代表とMr.Children』刊行
宇野維正とレジーが、『日本代表とMr.Children』を上梓した。 同書は、ソル・メディアが発行する「サッカー書籍」シリー…
SEKAI NO OWARI『INSOMNIA TRAIN』、バンドとしての進化の過程を見た
もともと次から次へと新しい曲を作って矢継ぎ早に作品をリリースしていく、というタイプのバンドではまったくなかったが、SEKAI N…
『セラヴィ!』はフランス版三谷幸喜作品? “絶対にハズさない”娯楽映画の方法論
いやはや、徹底している。ボンジュールとメルシーボクーの次くらいに世界中のどこでも通じるフランス語のフレーズである『セラヴィ!』と…
カニエのTシャツはなぜ即完売する? 海外アーティストのマーチャンダイズ人気の背景
キッド・カディとカニエ・ウェストが、コラボアルバム『Kids See Ghosts』のリリースに先駆けて発売したマーチャンダイズ…
☆Taku Takahashiが語る、『ウエストワールド』シーズン2への期待 「何かを発明できることこそが、人間の進化」
『スタートレック』『スター・ウォーズ』のJ・J・エイブラムスと、『ダークナイト』『インターステラー』の脚本を手掛けたジョナサン・…
『THIS IS US 36歳、これから』が熱狂を呼んだ理由 全米大ヒットの背景を読み解く
アメリカのテレビ局3大ネットワークといえばABCとCBSとNBC。21世紀に入ってからはFOXも加えて一般的に4大ネットワークと…
「監禁モノ」に新たな秀作登場! 『ベルリン・シンドローム』のリアルで緻密な心理描写
この数年、「監禁モノ」という映画のジャンルとしてはかなり狭い状況設定の作品に、同時発生的に秀作が続いていることが気になっているの…
MONDO GROSSOが『Attune / Detune』で示した音楽的発展 宇野維正が前作との関係性を考察
MONDO GROSSOとしては実に14年ぶりの作品となった昨年のアルバム『何度でも新しく生まれる』のリリース時におこなった、東…
年末企画:宇野維正の「2017年 年間ベスト映画TOP10」
リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2017年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…
ジョン・カーニー監督はいかにして“音楽映画の名匠”となったか? そのキャリアを考察
「音楽家が映画監督業に乗り出す」というのは古今東西わりと珍しくない話ではあるが、時代や世代の変化もあるのだろう、近年、「プロの音…
傑作『ザ・フォッグ』が教えてくれる、ホラー映画を語る上でジョン・カーペンターが特別な理由
日本の映画ファンの間では、黒沢清監督のオールタイム・フェイバリット監督としても知られるジョン・カーペンター。言うまでもなく、ホラ…
まさに「2017年的な映画」 『20センチュリー・ウーマン』が指し示した映画の未来
アート系映画の秀作を次から次へと世に送り出して、世界的に注目されている新興の映画カンパニーA24の配給で、2016年12月に全米…
その番組が見えたら終わり!? 「謎のテレビ番組」をめぐる都市伝説ホラードラマ、Huluで配信開始!
現在、世界の映画界、テレビ界は何度目かのホラー・ブームの最中にある。2010年代のホラー・ブームが興味深いのは、『死霊館』&『ア…
宇野維正×西寺郷太が『ムーンライト』を語り合う DVD&Blu-ray発売記念イベント開催
映画・音楽ジャーナリストの宇野維正とNONA REEVESの西寺郷太による、映画『ムーンライト』のトークイベントが、9月21日に…
クリストファー・ノーランの到達点『ダンケルク』を観る前に復習しておきたい、00年代以降の「スペクタクル大作」10選
クリストファー・ノーラン監督の最新作、『ダンケルク』の公開が近づいてきた。第二次世界大戦におけるダンケルクでの攻防と撤退を描いた…