小説の記事・ニュース・画像一覧

(637件)

小説の記事・ニュース・画像一覧です

今村翔吾、地方書店の復興に力を注ぐ理由

2023.11.09 07:00

作家・今村翔吾はなぜ地方書店の復興に力を注ぐのか？　「佐賀之書店」開業にかける思いを聞く

『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞した歴史小説・時代小説家の今村翔吾氏が、12月3日に佐賀駅（佐賀市）の商業施設で「佐賀之書店…

松田広宣

立花もも　10月のおすすめ新刊小説

2023.11.09 07:00

立花もも新刊レビュー　生と死、マルチ、単調な日常……社会的問題について考えさせられる４作品

発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版された新刊の中から厳選し、今読…

立花もも

『薬屋のひとりごと』ってどんな作品？

2023.11.09 07:00

2023年秋アニメでハマる人続出、小説投稿サイト発『薬屋のひとりごと』ってどんな作品？

2023年10月からアニメ放送がスタートし、多くの注目を集めている『薬屋のひとりごと』。回を重ねるごとにネット上では“202…

タニグチリウイチ

『歌われなかった海賊へ』を読む

2023.11.04 07:00

『同志少女よ、敵を撃て』から『歌われなかった海賊へ』　逢坂冬馬、注目の第二作目を読む

デビュー作が大きな話題を呼び、ベストセラーとなる。これ以上はない、新人ドリームである。それを実現したのが逢坂冬馬だ。2021年、…

細谷正充

【ラノベ最新動向】11月の注目作は？

2023.11.01 07:00

【ライトノベル最新動向】11年ぶり『灼眼のシャナ』新刊も！　11月の注目作を一挙紹介

11月のライトノベルは、長いタイトルの作品が続々と刊行されて、取り扱う書店の人も名前を覚えられないと困りそう。スニーカー文庫から…

タニグチリウイチ

『陰陽師と天狗眼』シリーズが面白い

2023.10.30 12:00

公務員の陰陽師 × フリーの山伏が怪異事件に挑む　オカルトバディ小説『陰陽師と天狗眼』シリーズが面白い

　キャラクター同士が織りなす関係性は、物語を読むときの大きな醍醐味だ。なかでも強い絆で結ばれた2人組が活躍する「バディも…

嵯峨景子

『ブルーピリオド』公式小説集発売

2023.10.27 15:05

『ブルーピリオド』公式小説集発売　八虎の幼少期はどんな子だったのか？

「マンガ大賞2020」第1位に選ばれた『ブルーピリオド』。本作の最新刊・15巻とともに『小説　ブルーピリオド　あの日の僕ら』が1…

リアルサウンドブック編集部

雛倉さりえ × 小川紗良『アイリス』対談

2023.10.26 12:00

雛倉さりえ × 小川紗良『アイリス』対談「道半ばで折り返した人たちに届くものがたくさんある」

　かつて栄光を見た子役と映画監督の、その後の人生を描いた小説『アイリス』（東京創元社）が発売中だ。本書は、自身も若くして…

Nana Numoto

倉田真由美が語る、太宰治のだめんず的魅力

2023.10.24 12:00

倉田真由美が語る、太宰治のだめんず的な魅力「作品に惚れられるし、太宰自身にも妄想を乗っけられる」

　あの文豪の名作が漫画で読める――　累計400万部を突破した「まんがで読破」シリーズが装いも新たに創刊された。しかも、今…

山内貴範

「業界怪談」が伝える仕事の流儀

2023.10.24 07:00

流行りのフードデリバリー業界にも幽霊は出る？　「業界怪談」が伝えるプロの仕事の流儀

「業界の怖い話」なんて聞くと、労働環境の悪さにまつわる話を思い浮かべる人も多いはず。ところが幽霊の出てくる類の怖い話というのも…

藤井勉

塩田武士、最新作『存在のすべてを』評

2023.10.23 07:00

塩田武士、傑作『罪の声』に続くミステリー大作の仕上がりは？　「二児同時誘拐」の真相に至る『存在のすべてを』

塩田武士は多彩な作家である。第五回小説現代長編新人賞を受賞したデビュー作『盤上のアルファ』は、プロ棋士を目指す三十三歳の男と、そ…

細谷正充

乾ルカ×けんご『葬式同窓会』対談

2023.10.22 12:00

乾ルカ × けんご『葬式同窓会』対談「過去を埋葬してもいいし、そこから新しくはじめてもいいんじゃないか」

　乾ルカが新刊『葬式同窓会』を発表した。『おまえなんかに会いたくない』『水底のスピカ』に続く“北海道立白麗高校”三部作の…

森朋之

佐藤究『幽玄F』インタビュー

2023.10.22 12:00

佐藤究、三島由紀夫に挑んだ新作長編『幽玄F』を語る　「重視したのは、死の享楽や美を持たせないこと」

『テスカトリポカ』（2021年）で第34回山本周五郎賞と第165回直木三十五賞を受賞した佐藤究の待望の新作長編『幽玄F』が、10…

円堂都司昭

『大奥の御幽筆』著者インタビュー

2023.10.20 12:00

「誰も知らない感動の大奥を描きたかった」『大奥の御幽筆』著者・菊川あすかインタビュー

ことのは文庫と魔法のiらんどがコラボした「泣ける文芸小説コンテスト」の入賞作として刊行された、菊川あすか氏による小説『大奥の御幽…

麦倉正樹

佐月実『ミナヅキトウカの思考実験』が話題

2023.10.19 19:00

書評家・千街晶之が読む「黒猫ミステリー賞」受賞の話題作『ミナヅキトウカの思考実験』本格ミステリ×ホラーのスリリングな魅力

ミステリー小説の新人賞といえば、最も長い歴史を持つ江戸川乱歩賞、横溝正史ミステリ大賞（旧・横溝正史賞）と日本ホラー小説大賞が…

千街晶之

2023年9月のベスト国内ミステリ小説

2023.10.16 12:00

連載：道玄坂上ミステリ監視塔　書評家たちが選ぶ、2023年9月のベスト国内ミステリ小説

今のミステリー界は幹線道路沿いのメガ・ドンキ並みになんでもあり。そこで最先端の情報を提供するためのレビューを毎月ご用意しました。…

酒井貞道、野村ななみ、千街晶之、若林踏、橋本輝幸、藤田香織、杉江松恋

朝霧咲『どうしようもなく辛かったよ』評

2023.10.15 07:00

杉江松恋の新鋭作家ハンティング　狭い世界の“残酷さ”を巧みに描き出す、朝霧咲『どうしようもなく辛かったよ』

生きづらい、と主張するだけでは小説としては成立しがたい。そう考えるものである。生きづらいのはなぜなのか、という具体的なものが伴っ…

杉江松恋

杉江×千街×若林、ミステリ鼎談

2023.10.14 12:00

傑作ミステリの条件とは？　杉江松恋 × 千街晶之 × 若林踏『本当に面白いミステリ・ガイド』鼎談

リアルサウンドブック「道玄坂上ミステリ監視塔」を執筆する杉江松恋氏、千街晶之氏、若林踏氏らによる新刊『十四人の識者が選ぶ　本当に…

篠原諄也

今村翔吾『教養としてのビジネス書』を語る

2023.10.07 12:00

歴史小説家・今村翔吾「司馬遼太郎に全面対決を挑む」　初のビジネス書に込めた熱い想い

2022年に『塞王の楯』で直木三十五賞を受賞した歴史小説家・今村翔吾が、自身初となるビジネス書『教養としての歴史小説』（ダイヤモ…

麦倉正樹

『藍色時刻の君たちは』レビュー

2023.10.05 07:00

ヤングケアラーたちは東日本大震災とどう向き合ったのかーー重い問題を直視する『藍色時刻の君たちは』

私たちの社会は、常に無数の問題を抱えている。その中には、目を背けたくなるほど、辛く厳しいものがある。しかし、目を背けていたら何も…

細谷正充

アニメ化で注目『薬屋のひとりごと』

2023.10.02 12:00

アニメ放送目前で大注目の『薬屋のひとりごと』　シリーズ最新刊も猫猫と壬氏が大活躍！

コミカライズを含めた累計が2400万部に及ぶ人気作品となっている日向夏のライトノベル「薬屋のひとりごと」シリーズ。9月29日に発…

タニグチリウイチ

ことのは文庫編集長インタビュー

2023.09.30 12:00

ことのは文庫・佐藤理編集長インタビュー「心に残る物語は、いつまでも長く愛される」

マイクロマガジン社のオトナ女子向け文芸レーベル「ことのは文庫」が今年6月、創刊から4周年を迎えた。「心に響く物語に、きっと出逢え…

嵯峨景子

新鋭作家ハンティング『金は払う、冒険は愉快だ』

2023.09.29 12:00

杉江松恋の新鋭作家ハンティング　どぶどろの中に突如として星が輝く小説『金は払う、冒険は愉快だ』

未知の才能に出会うのは楽しい。　それが予期せぬ時の出会いであればなお楽しい。　今回、川井俊夫『金は払う、冒険は愉快だ』（…

杉江松恋

立花もも　9月のおすすめ新刊小説

2023.09.28 07:00

立花もも厳選　作者不明の本格探偵もの、読者家がこぞって推す作家……今最も気になる小説家たちの新刊レビュー

発売されたばかりの新刊小説の中から、ライターの立花ももがおすすめの作品を紹介する本企画。数多く出版された新刊の中から厳選し、今読…

立花もも

『VIVANT』小説版の心理描写

2023.09.28 07:00

二宮和也演じるノコルは家族に何を想っていた？　『VIVANT』小説版の心理描写で明らかに

メインキャストとあらすじのみが公開され、詳細がほとんど分からないまま放送がスタートしたTBS日曜劇場『VIVANT』。しかし、次…

久保田ひかる

悪役令嬢モノ、なぜ人気？

2023.09.24 07:00

悪役令嬢モノ、なぜ人気？　はめふら、わたおし、溺愛ルート……話題作から読み解く面白さ

「悪役令嬢」というジャンルが人気だ。アニメ化されたりランキングの上位に名を連ねたりする作品が多く出て来ている。悪役令嬢として断…

タニグチリウイチ

樋口恭介が考える、生成AIの知性

2023.09.23 12:00

ChatGPTは史上最高の小説家になりうるーーSF作家樋口恭介が考える、生成AIの知性

　文章、画像、音楽、動画など幅広い分野の生成AIがあるなか、とりわけ昨今注目が集まっているのはChatGPTだ。インター…

篠原諄也

『さよならの向う側』対談

2023.09.23 12:00

小説家清水晴木 × ドラマ脚本家水橋文美江『さよならの向う側』対談　小説とドラマ、それぞれの魅力

『さよならの向う側』（マイクロマガジン社）は、大切な人との“死後の再会”を描いた感動小説。2021年に第1巻『さよなら…

南明歩

京極夏彦『鵼の碑』は破格の作品

2023.09.20 07:00

京極夏彦、17年ぶり百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』は破格の作品だーーじわじわと不安を持続させる832頁

京極夏彦の百鬼夜行シリーズの『鵼の碑』（ぬえのいしぶみ）が、ついに発表された。なんと17年ぶりの新作である。この期間に『百鬼夜行…

円堂都司昭

思考実験と怪異を合体させた新感覚ミステリ

2023.09.19 07:00

杉江松恋の新鋭作家ハンティング　思考実験と怪異を合体させた新感覚ミステリ『ミナヅキトウカの思考実験』

不穏な二題を含む三題噺、といったところだろうか。　佐月実『ミナヅキトウカの思考実験』（産業編集センター）は構造美の連作短篇集…

杉江松恋

『薬屋のひとりごと』ランキング1位に

2023.09.17 07:00

『薬屋のひとりごと』最新刊がラノベ週間ランキング1位に！　「転スラ」「ダンまち」最新刊も好調

アニメ化が待たれているライトノベル作品の中でも、トップ級の期待を集めていた日向夏による「薬屋のひとりごと」シリーズが、いよいよア…

タニグチリウイチ

2023年8月のベスト国内ミステリ小説

2023.09.13 12:00

連載：道玄坂上ミステリ監視塔　書評家たちが選ぶ、2023年8月のベスト国内ミステリ小説

今のミステリ界は幹線道路沿いのメガ・ドンキ並みになんでもあり。そこで最先端の情報を提供するためのレビューを毎月ご用意しました。 …

千街晶之、若林踏、橋本輝幸、野村ななみ、酒井貞道、藤田香織、杉江松恋

重松清が語る、空き家問題と定年後の生き方

2023.09.11 12:00

重松清が考える、空き家問題と定年後のオヤジの生き方「自分を見ていても、アップデートできていない部分がいっぱいある」

　不動産会社で2年後に定年を迎える水原孝夫58歳の今の仕事は、空き家メンテナンス。妻の美沙は、両親を看取ってから虚脱感で…

円堂都司昭

ドラマ化で注目、湊かなえ『落日』

2023.09.10 12:00

北川景子×吉岡里帆、W主演ドラマで注目！　湊かなえ『落日』は人間の暗部を描く傑作

湊かなえという作家の存在を知ったのは、映画『告白』だった。松たか子の淡々とした語りで始まるその映画は、感情の起伏を最小限に抑える…

中川真知子

千葉雅也×速水健朗『エレクトリック』対談

2023.09.10 12:00

千葉雅也 × 速水健朗が語る、テクノロジーと創作の共進化「マルチウィンドウは再評価すべき」

千葉雅也の三冊目となる小説『エレクトリック』（新潮社）は、1995年の栃木県宇都宮市を舞台に、高校二年生の主人公・達也が東京へ憧…

松田広宣

『VIVANT』小説版を読む

2023.09.10 12:00

『VIVANT』マニアは必読！　小説版で”伏線”と”考察”の解像度が爆上がり

壮大なスケールと予想を裏切る展開で毎回、大きな話題となるドラマ『VIVANT』（TBS系）。本作は『半沢直樹』シリーズ（TBS）…

久保田ひかる

『ミステリと言う勿れ』ノベライズを読む

2023.09.09 07:00

菅田将暉演じる久能整をブロッコリー呼ばわり？　ノベライズから紐解く映画『ミステリと言う勿れ』の見どころ

田村由美の漫画を原作にフジテレビでドラマ化された『ミステリと言う勿れ』が、今度は映画となって9月15日にスクリーンに登場。相沢友…

タニグチリウイチ

深沢仁『眠れない夜に見る夢は』レビュー

2023.09.08 12:00

大学生 × キャバ嬢 × ゲイバー店員、奇妙な三角関係の結末は？　ラノベ出身作家が描く複雑な人間模様

ライトノベル作家としてデビューした深沢仁は、若者向けのクライム・ノベルやファンタジーを執筆しながら、2019年の青春小説『この夏…

細谷正充

鈴木涼美、00年代を振り返る

2023.09.06 17:00

鈴木涼美が振り返る、2000年代初頭の若者文化「退廃的だった青春をなかったことにはしたくない」

鈴木涼美にとって三冊目となる小説『浮き身』は、40代を目前にした〈私〉が、大学時代に暮らしていた歓楽街へと赴き、かつて出入りして…

松田広宣

ダースレイダー連載小説

2023.09.03 10:00

ダースレイダー連載小説『Mic Got Life～ライム&ライフ～』第8回「ザ・モースト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド」

夏が終わると時間がどんどん早く進むように感じられた。いよいよヤマジらとは連絡が途絶えてきて神保町の駿台予備校の自習室…

ダースレイダー