夏目漱石の『門』に魯迅『阿Q正伝』…… KADOKAWAが世界の名作文学をこだわり抜いたアートワークで漫画化

名作小説をコミカライズするシリーズ「KADOKAWA Masterpiece Comics」より、2026年3月に新たに4作品が発売された。
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5日に『ヰタ・セクスアリス』(漫画:國安ユウキ・原作:森鴎外)と『本陣殺人事件』(漫画:宮川舟・原作:橫溝正史)、19日には『阿Q正伝』(漫画:シイザクヤ・原作:魯迅)と『門』(漫画:鈴木夏菜・原作:夏目漱石)の計4タイトルが名を連ねた。
『ヰタ・セクスアリス』は文豪・森鴎外の自伝的かつ実験的小説。誰しもが経験する性の芽生え。そして喪失ーー。ひとりの人間の「性の追憶」が漫画で描かれる。
『本陣殺人事件』は「金田一耕助シリーズ」の第一作。『タイム』誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100(The 100 Best Mystery & Thriller Books of All Time)に選出された日本ミステリの金字塔が漫画になった。
『阿Q正伝』は中国近代文学の父と呼ばれる魯迅の代表作のひとつ。110年以上前を舞台としながら現代人にも深く突き刺さる不滅の風刺文学を、漫画ならではのテンポとユーモアで綴られている。
『門』は、『三四郎』『それから』に続く、夏目漱石の「前期三部作」最後の一作。罪の意識を背負いひっそりと生きる夫婦の物語が、文学的情緒とともに再誕。
本シリーズの単行本は、A5判の統一されたフォーマットのもとデザインされている。英題が目立つように配置されている点や、カバーイラストの彩色などを見るに日本国内のみならず海外の読者を意識していることが窺える。書籍を手に取ると一目瞭然なので、気になった読者諸氏はぜひ手に取られたい。
また此度の発売に合わせて、羽田圭介・加藤シゲアキ・綿矢りさ・三宅香帆の4名が各作品に推薦コメントを寄せている。
■推薦コメント
『ヰタ・セクスアリス』:羽田圭介
主人公が内に抑圧し隠してきた性欲の爆発。 それにひかれ抵抗できない自己が恐怖をのみこみながら完全変態を遂げる様が、 視覚的に見事に伝わってくる仕上がりである。
『本陣殺人事件』:加藤シゲアキ
あの金田一耕助はここから始まった! 若い!可愛い!そして天才!密室事件の謎がまさか!? これは金田一推しが増えるぞ……
『阿Q正伝』:綿矢りさ
マンガの楽しい絵柄により、 阿Qの個人じゃどうにもできない貧困や身分の差の悲哀がより鮮明に際立つ。
『門』:三宅香帆
『門』という漱石文学の到達点は、漫画で読んでも、圧倒的に面白い!
■書誌情報
2026年3月5日発売
『ヰタ・セクスアリス』
漫画:國安ユウキ
原作:森鴎外
解説:羽田圭介(小説家)
『本陣殺人事件』
漫画:宮川舟
原作:橫溝正史
解説:山口直孝(二松学舎大学文学部教授)
2026年3月19日発売
『阿Q正伝』
漫画:シイザクヤ
原作:魯迅
解説:藤井省三(東京大学名誉教授)
『門』
漫画:鈴木夏菜
原作:夏目漱石
解説:石原千秋(早稲田大学教授)
それぞれKADOKAWA刊
■「KADOKAWA Masterpiece Comics」HP:https://masterpiece.kadokawa.co.jp/




























