青谷真未『流星と桜』刊行 歌舞伎を思わせる謎に迫る新作ミステリ

青谷真未の最新刊『流星と桜』発売

 青谷真未の『流星と桜』(東京創元社)が3月31日(火)に発売された。

 青谷真未は2012年、『花の魔女』で第2回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞(受賞作は『鹿乃江さんの左手』と改題)し、デビュー。傑作学園ミステリであるデビュー作をはじめ、読書メーター第1位を獲得した恋愛小説のヒット作『君の嘘と、やさしい死神』や、本への愛を綴る青春ミステリ『読書嫌いのための図書室案内』を刊行。謎解きに絡む心の機微を瑞々しく描写し、傷ついた人の再生も優しく描く。

 最新刊『流星と桜』は、主人公の桜子(さくらこ)が女子高時代に出会った先輩の清香(きよか)と八年ぶりに再会するところから物語が動き出す。親に薦められるまま見合い結婚をしようとしていた桜子に、清香がかけた言葉は「私の事務所で働いてみない?」というもの。先輩は現在、探偵事務所を開いていると言い、社会勉強として探偵助手にならないかと誘う。探偵助手となった桜子は清香と共に、依頼人の悩みに真摯に対応していくが……。

 女子高時代に孤独な桜子に寄り添ってくれた、憧れの先輩で歌舞伎役者の娘・清香。真昼でもなお輝きを失わない流星のようだったその人は、八年後に浅草で偶然再会した時、探偵となっていた。清香は、親に薦められるまま見合い結婚をしようとしていた桜子の鬱屈を見抜き、自分の探偵事務所で働かないかと誘う。探偵助手となった桜子と清香は、依頼人の相談に真摯に対応する。やがて彼女たちは、どこか歌舞伎の演目を連想させる奇妙な謎を通し、自分たちの過去や秘めた想いにも向き合うことになる……。新境地を開いた実力派作家が、人の心の謎解きを描き、女性私立探偵の系譜に新たな風を吹き込む傑作ミステリ。

■著者プロフィール
青谷真未(あおや・まみ)
2012年、『花の魔女』で第2回ポプラ社小説新人賞・特別賞を受賞し、『鹿乃江さんの左手』と改題してデビュー。主な著作に『ショパンの心臓』『君の嘘と、やさしい死神』『アンドロイドの恋なんて、おとぎ話みたいってあなたは笑う?』『もうヒグラシの声は聞こえない』『読書嫌いのための図書室案内』『水野瀬高校放送部の四つの声』『ステイ!ぼくとシェパードの5カ月の戦い』などがある。

■書誌情報
『流星と桜』
著者:青谷真未
価格:2,310円(税込)
発売日:2026年3月31日
出版社:東京創元社

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