ザ・ウィークエンド『Dawn FM』日本盤発売を記念してSKY-HI、Vaundy、TOMORROW X TOGETHER TAEHYUNらコメント到着
ザ・ウィークエンドのニューアルバム『Dawn FM』にリミックスを追加収録した『Dawn FM(Alternate World)…
泣く子も黙るヒット・メイカー、そして昨今のプロデューサー・ブームの先駆けといったイメージが強いが、ミュージシャンとしてのキャリアも長い織田哲郎。中学時代をロンドンで過ごし15歳で帰国した彼は、高校時代にバンドを結成し早くもオリジナルを作曲開始。この時のメンバーには北島健二(現FENCE OF DEFENSE、PEARL)もいたという。
80年には織田哲郎&9th IMAGEを結成しバンド・デビューするが、83年にはアルバム『VOICES』でソロ・デビューし直している。プログレやフォークの影響が色濃いギター・ロックに、男性特有のセンチメンタリズムを飾らない言葉で乗せたサウンドはコアな男性ファンを獲得したが、セールス的には正直いま一歩——というところだった。しかしこの頃から並行して作曲家活動を始め、高いヒット性をはらんだメロディ・メイカーとして才能が開花していったのは周知の事実。代表作には、TUBEに提供した「シーズン・イン・ザ・サン」、B.B QUEENS の「踊るポンポコリン」、相川七瀬の「夢見る少女じゃいられない」などがあり、これらの作品は「ブレイクをした後に、一気に目の前が開けるようなサビが呈示される」という織田十八番の楽曲構成が楽しめる好例だ。そして自身の音楽活動への情熱は、B' zでデビューする以前の稲葉浩志も参加したバンド、タフ・バナナや、初のセルフ・カヴァー集『Songs』、98年に結成したDON'T LOOK BACKなるバンドなどで顕著に感じられる。
——織田哲郎はこの先も「ミュージシャンとポップ・ソング職人」の間を行き来しながら、「ロックとポップ」の秀作を輩出し続けていくだろう。
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