堂本光一が持つ“心の宝箱”を開ける大切な鍵 一時閉館の帝国劇場と過ごした24年間に馳せる思い
堂本光一が主演を務めたミュージカル『Endless SHOCK』のオリジナル・サウンドトラック2作品「KOICHI DOMOTO「Endless SHOCK」Original Sound Track」「KOICHI DOMOTO「Endless SHOCK」Original Sound Track 2(Evolved Edition)」が、4月1日よりサブスク&ダウンロード配信を開始した。
2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』から24年間、上演した回数は2128回を数える。『SHOCK』シリーズは国内ミュージカル単独主演記録を更新し続けた、いわば堂本光一にとってライフワークであり、同時に多くのファンの人生を彩ってきた思い出の舞台だった。
それだけ多くの人から愛されてきた『SHOCK』シリーズだが、建て替えが決まり今年2月をもって一時閉館した東京・帝国劇場とともに幕を下ろすことになった。
帝国劇場は1911年に日本初の本格西洋式劇場として誕生し、1966年に現在の2代目帝国劇場が開場。『マイ・フェア・レディ』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『エリザベート』など数々の名作が上演され「ミュージカルの聖地」とも呼ばれてきた。114年もの歴史を持つ帝国劇場の「最後の瞬間」を収めるべく2月28日には生放送特番『さよなら帝国劇場 最後の1日 THE ミュージカルデイ』(日本テレビ系)が放送された。
MCには堂本と同じく、帝国劇場で命を燃やしてきた俳優の市村正親、井上芳雄が名を連ね、鹿賀丈史や大地真央、上白石萌音、中川晃教をはじめとした豪華ゲストも集結。帝国劇場で生まれた歴代ミュージカルスターの秘蔵映像や、日本人が好きなミュージカル名曲ベスト30を紹介した。
市村も井上も『Endless SHOCK』を何度も観劇し、単独主演2000回達成や千穐楽など、ここぞというタイミングでサプライズ登場してきた、堂本にとって「同志」とも呼べる仲間。そこにSixTONESの京本大我も加わって『Endless SHOCK』の「CONTINUE」が歌われたシーンは大きな感動を呼んだ。これからも日本のミュージカル界は歩み続ける、そんな希望を感じさせる一幕に見えた。