細田守は一体何に挑んだのか 『果てしなきスカーレット』は“世界の現状”を問い続ける
この物語はどこに行こうとしているのだろう。何を伝えようとしているのだろう。そんな謎に包まれながら、スクリーンから目を離すことがで…
この物語はどこに行こうとしているのだろう。何を伝えようとしているのだろう。そんな謎に包まれながら、スクリーンから目を離すことがで…
楽しい! とにかく楽しい! まるで『新世紀エヴァンゲリオン』第弐拾四話「最後のシ者」が100分続くみたいな楽しさだ! いや、…
2025年9月16日、ロバート・レッドフォードが亡くなった。享年89。彼こそは「アメリカの良心」といえるハリウッド映画人の筆頭だ…
びっくりするほど面白かった。現在公開中の劇場版第32作『映画 クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』は、新鮮かつ…
1990年代後半に訪れた「Jホラーブーム」のさなか、変革を予感させる2000年という年に、『呪怨』は東映Vシネマ(オリジナルビデ…
25年前、無名の新人監督による初長編オリジナルビデオが、世界のホラー映画史にくさびを打ち込む“永遠不滅の傑作”となった……その名…
2024年も、多くの映画人が惜しまれつつ世を去った。時代の節目を感じさせるような往年の大スターとの別れ、業界に多大な貢献を果たし…
大ヒット作の続編は難しい。残念な例は数多くあるが、いまや不朽の名作と呼んで差し支えない『ジュラシック・パーク』(1993年)の続…
映画監督というよりは、むしろ「発明家」のメンタリティに近い……そんなイメージを、クリストファー・ノーラン監督に抱いている人は少な…
1993年の長編デビュー作『青いパパイヤの香り』以来、独自の美意識に貫かれた作品群で世界中のファンに支持される名匠、トラン・アン…
鳥山明の作品世界ほど「手描きの絵の魅力」に満ち溢れたものはないだろう。それを3DCGアニメーションで表現するという大胆な試みを、…
ドラッグディーラーと刑事の攻防を描いた『ジャスト6.5 闘いの証』(2019年)、死刑制度の暗部をえぐる『悪は存在せず』(202…
宮﨑駿監督の新作が『君たちはどう生きるか』というタイトルになったことで、「これはきっと最大火力の“お説教”を食らう映画に違いない…
面白かった!……本当はそんなシンプルな感想だけ述べたいところだが、口を衝いて出るのは細かい文句と後出しの注文ばかり。それは人気シ…
全然関係ない話から始めさせてもらうが、マイク・ホッジスというイギリスの映画監督がいる。彼はTV業界で活躍したあと、マイケル・ケイ…
齢四十にもなって業界ではいまだ「若手」扱い。上を見渡せば年長者ばかりで、自分がトップに成り代わる望みは薄い。人生で大きなことを成…
1985年に公開され世界的大ヒットを記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。すぐさま続編企画が立ち上がり、監督のロバート・ゼ…
スティーヴン・キングはホラーだけの作家にあらず。そのイメージを初めて映画ファンにもたらしたのは、青春映画の金字塔となった『スタン…
半魚人、妖精、悪魔の子など、さまざまなモンスター/クリーチャーを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督。そんな彼が、人間の“内なる怪…
ジェイソン・ライトマン監督の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)は、言わば「ノスタルジーの金太郎飴」のような映画…
マンクことハーマン・J・マンキーウィッツは、いかにして映画『市民ケーン』のシナリオを書き上げたのか? デヴィッド・フィンチャー監…
2021年5月に北米公開が予定されている『GODZILLA VS. KONG(原題)』。レジェンダリー・ピクチャーズが『GODZ…