『炎の王国』を成功に導いたJ・A・バヨナ

『ジュラシック・ワールド』を成功に導いた2作目 “無茶ぶり”に応えたJ・A・バヨナの手腕

大ヒット作の続編は難しい。残念な例は数多くあるが、いまや不朽の名作と呼んで差し支えない『ジュラシック・パーク』(1993年)の続…

【作家分析】クリストファー・ノーラン

“発明”にとりつかれた男、クリストファー・ノーランが『オッペンハイマー』に至るまで

映画監督というよりは、むしろ「発明家」のメンタリティに近い……そんなイメージを、クリストファー・ノーラン監督に抱いている人は少な…

『屋根裏のラジャー』スタジオポノックの快作

『屋根裏のラジャー』が果たしたジブリタッチの継承と卒業 スタジオポノック最良の快作に

スタジオポノックの最新作『屋根裏のラジャー』は、このスタジオがようやく達成した最良の成果といえる快作だ。同社代表である西村義明プ…

トラン・アン・ユン監督が語る“愛の秘訣”

トラン・アン・ユン監督が語る、料理をする所作の美しさと長続きする“愛の秘訣”について

1993年の長編デビュー作『青いパパイヤの香り』以来、独自の美意識に貫かれた作品群で世界中のファンに支持される名匠、トラン・アン…

『運命のダイヤル』面白いがゆえの気になる点

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が「面白かった!」からこそ気になったこと

面白かった!……本当はそんなシンプルな感想だけ述べたいところだが、口を衝いて出るのは細かい文句と後出しの注文ばかり。それは人気シ…

『大脱走』ほか、映画史に残る傑作を吹替で

『大脱走』『ブルーベルベット』映画史に残る傑作を吹替で 池田秀一、山寺宏一らも参加

洋画ファン垂涎の貴重な吹替音源を発掘し、Blu-rayソフトに初収録するという快挙を続けている「吹替シネマ」シリーズ。前回記事に…

『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

大事なのは「何を得て、何を失うか」の選択 『野獣の血』は韓国ノワールに新風をもたらす

齢四十にもなって業界ではいまだ「若手」扱い。上を見渡せば年長者ばかりで、自分がトップに成り代わる望みは薄い。人生で大きなことを成…

『BTTF2』に仕掛けられた映画のマジック

『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』が描いていた“アメリカのもうひとつのリアル”

1985年に公開され世界的大ヒットを記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。すぐさま続編企画が立ち上がり、監督のロバート・ゼ…

『ショーシャンク』はいかに名作となったのか

『ショーシャンクの空に』はいかにして“名作”となったのか 今こそ沁みるラストシーン

スティーヴン・キングはホラーだけの作家にあらず。そのイメージを初めて映画ファンにもたらしたのは、青春映画の金字塔となった『スタン…

『ナイトメア・アリー』いま映画化された意義

ギレルモ・デル・トロからの真摯な警鐘 『ナイトメア・アリー』が現代に映画化された意義

半魚人、妖精、悪魔の子など、さまざまなモンスター/クリーチャーを描いてきたギレルモ・デル・トロ監督。そんな彼が、人間の“内なる怪…

現代に継承される80年代映画の傑作たち

現代に継承される80年代ジュブナイル映画の傑作たち 異色作だった『ゴーストバスターズ』

ジェイソン・ライトマン監督の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021年)は、言わば「ノスタルジーの金太郎飴」のような映画…

『Mank/マンク』を2020年に観る意義

『Mank/マンク』は懐古主義の作品ではない デヴィッド・フィンチャーが“いま”製作した意義

マンクことハーマン・J・マンキーウィッツは、いかにして映画『市民ケーン』のシナリオを書き上げたのか? デヴィッド・フィンチャー監…

『キングコング』で“男前コング”の虜に

『キングコング:髑髏島の巨神』は“男前コング”の虜になる! 怪獣バトル史におけるベストバウトも

2021年5月に北米公開が予定されている『GODZILLA VS. KONG(原題)』。レジェンダリー・ピクチャーズが『GODZ…

『チャーリーズ・エンジェル』が蘇った意義

『チャーリーズ・エンジェル』が2020年に蘇った意義 最高にかっこいい女優陣を堪能せよ

1976年からアメリカで放映され、大人気を博したTVドラマシリーズ『地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル』。L.A.の…