映画最新記事

小野寺系の『スプリット』評

観客の心理を操る『スプリット』 ヒッチコックに通じるシャマラン監督の演出の秘密

M・ナイト・シャマランといえば、大きな評価を得た出世作『シックス・センス』以来、もはや彼のトレードマークとなった意外なラスト、そ…

『あなそれ』三者三様の“お天道様”

東出昌大、お仕置きタイムに「待ってました」の声 『あなそれ』三者三様の“お天道様”

“お天道様の罰が当たった(^O^)”  妻の美都(波瑠)に不倫をされたと知っても、これまで感情を押し殺してきた夫の涼太(東出昌大…

松江哲明の『イップ・マン 継承』評

松江哲明の『イップ・マン 継承』評:古き良きカンフー映画の魅力が詰まった、安心のシリーズ

本作でシリーズ3作目となる『イップ・マン』ですが、僕は今回の『イップ・マン 継承』(以下、3)が一番好きです。映画単体の完成度で…

脚本家マックス・ランディス、インタビュー

『バッド・バディ!』脚本家マックス・ランディスが語る、アクションとコメディの融合

マックス・ランディス  アナ・ケンドリック、ティム・ロス、サム・ロックウェルらが出演するラブアクション映画『バッド・バディ! …

真田広之登壇『ライフ』プレミア試写会ご招待

真田広之が登壇予定! 『ライフ』プレミア試写会に10組20名様をご招待

ジェイク・ギレンホール&ライアン・レイノルズ共演作『ライフ』が7月8日に公開される。  本作は、『デッドプール』のポール・ワーニ…

『あなそれ』波瑠と東出昌大の行く末は?

『あなそれ』が描く、“幸せ”に翻弄される現代人の闇 波瑠と東出昌大が信じる“運命”の愚かさ

登場人物のほとんどに全く共感できないW不倫ドラマ『あなたのことはそれほど』が、俄然面白くなってきた。近頃ワイドショーを騒がせる「…

『スプリット』J・マカヴォイ インタビュー

『スプリット』主演ジェームズ・マカヴォイが語る、シャマラン監督の才能

『アンブレイカブル』『ヴィジット』のM・ナイト・シャマラン監督最新作『スプリット』が現在公開中だ。全米で3週連続NO.1ヒットを…

松江哲明の『ワイルド・スピード』評

松江哲明の『ワイルド・スピード ICE BREAK』評:進化し続けるハリウッドの『ドラゴンボール』

『ワイルド・スピード』シリーズは第1作目からすべて劇場で観てきました。シリーズもので続いている作品の中では一番好きです。1作目を…

ジェームズ・ガン監督、悩める若者にエール

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』続編大ヒット中、ジェームズ・ガン監督がSNSで衝撃告白

2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(『GotG』)が、更なる進化を遂げて帰ってきた。2作目となる『ガー…

『小さな巨人』

長谷川博己、『シン・ゴジラ』彷彿とさせる熱演! 『小さな巨人』前半クライマックスへ

警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを描くドラマ『小さな巨人』(TBS系)が、5月14日に第5話目を迎えた。「芝署編完結!」と銘打…

オリヴィエ・アサイヤス新作インタビュー

『パーソナル・ショッパー』オリヴィエ・アサイヤス監督インタビュー「映画の本当の観客は若者だ」

現代フランス映画界を代表する映画監督のひとり、オリヴィエ・アサイヤスの最新作『パーソナル・ショッパー』が5月12日より公開中だ。…

『ボク、運命の人です。』第5話レビュー

木村文乃にときめきが止まらない! 『ボク、運命の人です。』第5話で発揮された魅力

放送開始から1ヶ月経って、未だに主人公の恋模様に大した進展が訪れないことにヤキモキしながらも、残り半分でどうまとまるのかという期…

ホウ・シャオシェンが語る台湾ニューシネマの時代

ホウ・シャオシェンが語る、『台北ストーリー』と台湾ニューシネマ秘話 「エドワード・ヤンの作品は時代の先を行き過ぎていた」

1980年代から90年代にかけ、映画史にその名を刻んだ「台湾ニューシネマ」。その中心を担ったホウ・シャオシェン、チュウ・ティエン…

荻野洋一の『夜空はいつでも〜』評

荻野洋一の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』評 絶望の浄化の先にあるもの

“きみがかわいそうだと思っているきみ自身を、誰も愛さないあいだ、きみはきっと世界を嫌いでいい。そしてだからこそ、この星に、恋愛な…

木村拓哉は生まれ直しの旅を終えた

木村拓哉は“生まれ直しの旅”を終えたーー総決算となる『無限の住人』の演技

SMAPが、ある種の諦念とともに活動してきたグループだとすれば(彼らは日常を肯定する歌を歌い続けたが、その楽曲の底辺には常に平常…

編集部の週末オススメ映画(5月12日~)

「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『パーソナル・ショッパー』

リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週…

サエキけんぞうの『美女と野獣』評

大人のための実写版『美女と野獣』レビュー “諸星大二郎”さえ感じさせる細部の面白さ

大人であることとは何なのか? まず考えさせられた。この実写映画は、子どもも喜ぶだろうが、それ以上に大人向けである。大人と子どもの…

HBO製作『クォーリー』の衝撃

70年代アメリカを再現した強烈な臨場感ーーHBO製作『クォーリーと呼ばれた男』の衝撃

ハードボイルド、ノワール、クライム、バイオレンス、アクション——。このドラマを形容しようとすれば幾つもの言葉が浮かぶ。だがピタリ…

ナウ先輩役・望月歩、圧巻の演技!

ナウ先輩役・望月歩、圧巻の演技! 『母になる』第5話を振り返る

今を生きる3人の女性が“母になる”までの物語を描いたドラマ『母になる』(日本テレビ系)。唯一無二のお母さんになることを誓い、柏崎…

小栗旬&西島秀俊“言葉がいらない”関係性

小栗旬と西島秀俊、“言葉がいらない”関係性ーー『CRISIS』持てる者と持たざる者の意味を読む

「持てる者はさらに与えられてますます豊かになる」。5月9日に放送された『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(カンテレ・フジテレ…

おとり捜査映画としての『潜入者』の魅力

80年代メキシコの麻薬売買や殺人を追体験 おとり捜査映画の観点から『潜入者』の魅力を考察

もし正体がバレたら、死を超えた恐ろしい制裁が待っている。まぶたを切られ目を焼かれ、家族までもが無惨な拷問を受け、家畜のように殺さ…

仲里依紗 VS 波瑠、ついに接触!

仲里依紗VS波瑠、ついに接触! 『あなたのことはそれほど』不倫劇は何を示す?

火曜ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)のストーリーが加速してきた。美都(波瑠)は、忘れられない初恋の相手・有島(鈴木伸…

『PRODUCERS'THINKING』鼎談(後編)

「人間、本気が一番面白い」 藤井健太郎 × BiSHアイナ・ジ・エンド × 高根順次『PRODUCERS' THINKING』鼎談後編

『PRODUCERS' THINKING “衝撃作"を成功に導いた仕掛け人たちの発想法』  藤井健太郎 × BiSHアイナ・ジ…

『僕とカミンスキーの旅』が問いかけるもの

まさに大人の寓話! 破天荒なロードムービー『僕とカミンスキーの旅』が問いかけるもの

ドイツ歴代興行記録を更新し、日本でも多くの笑いと感動を誘った名作『グッバイ、レーニン!』(03)のヴォルフガング・ベッカー監督と…

『ザ・ダンサー』試写会にご招待

伝説のダンサーの実話を映画化『ザ・ダンサー』試写会に5組10名様をご招待

伝説のダンサー、ロイ・フラーの実話を原作にした映画『ザ・ダンサー』が、6月3日に公開される。  本作は、第69回カンヌ国際映画…

『ワイスピ』シリーズは“プロレス”だ

車があれば何でもできる! 『ワイルド・スピード ICE BREAK』は映画というより“プロレス”だ

現在シリーズ8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』が公開中のワイスピ・シリーズだが、これほど奇妙な映画シリーズもそうそ…