ナタリー・ポートマン&監督が製作の裏側を語る 『ARCO/アルコ』メイキング映像公開

4月24日に公開されるアニメーション映画『ARCO/アルコ』のメイキング映像が公開された。
本作は孤独な少女イリスと、“空から落ちてきた”虹色の少年アルコの冒険を描いた冒険ファンタジー。『ゼロ・グラビティ』でアカデミー賞作品賞などを受賞したアルフォンソ・キュアロン監督が、「溢れ出すイマジネーション。魂で描いた壮大なる物語は、その一コマにまで愛が宿る」と賛辞を贈っている他、『ブラック・スワン』『ザ・ホエール』のダーレン・アロノフスキー監督が「心が震える。これほど眩い物語が、かつてあったか」と称賛、2025年『Flow』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したギンツ・ジルバロディス監督は「アニメーションの常識を塗り替える、唯一無二の想像力」と大絶賛している。また、米批評家サイト「Rotten Tomatoes」でのレビューで驚異のスコア 93%(4月10日時点)の高評価を獲得した。
第98回アカデミー賞にて『ズートピア 2』『K-POP ガールズ! デーモン・ハンターズ』と並び長編アニメーション賞の候補になったほか、2026年4月時点で各映画賞にて53ノミネート。そのうちアニー賞やフランスアカデミー賞などで13の賞を獲得している。監督は、ヨーロッパを代表するクリエイター、ウーゴ・ビアンヴニュ。「すべての人に向けた映画。『E.T.』『ピーター・パン』『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』など心に深く刻まれた冒険映画の系譜に連なる作品を目指した」と、本作について語っている。
物語の舞台は2075年の地球。10歳の少女イリスは、ある日、空から虹色の光を放ちながら降ってきた不思議な少年を助ける。その少年アルコは、虹色マントの力によりタイムトラベルが可能になった遥か未来から不時着したのだった。不思議なマントを手に入れようと謎の3人組が迫るなか、イリスとアルコは追っ手を振り切りながら元の時代に戻る方法を探す旅に出る。
日本語吹替版では、アルコ役を『怪物』の黒川想矢、イリス役を堀越麗禾が務め、両者ともにアニメ作品では初主演となる。また、アルコを追う3兄弟のドゥギー役を山里亮太、ストゥイー役を前野智昭、フランキー役を落合福嗣が担当。子守り用ロボットのミッキ役を梶裕貴、イリスの同級生クリフォード役を伊駒ゆりえ、アルコの母役を日向未南が演じる。
公開されたメイキング映像では、ナタリー・ポートマンとビアンヴニュ監督が制作経緯を明かしている。コロナ禍のあと、暗い話は作りたくなかったと話すビアンヴニュ監督は「子どもと砂のお城を作るような創造的な話にしたいと思っていた」と本作に込めた思いと、その始まりを語る。
途中から製作に参加することなったポートマンは、まず長編アニマティック(絵コンテラフ映像)を見たそうで、「監督のビジョンは非常に明確で、映像的にも美しく、物語としても奥深いものだった。だから絶対に完成させ世に出したいと思ったの」と称賛。監督は「ナタリーとソフィー(プロデューサー)が加わる前は4〜5人で作ってたんだ。その小さな作品が最終的に、250人のスタッフが関わる大きな作品になった」と彼女のすさまじいプロデュース力に感謝する。
ポートマンも「ウーゴが描く絵の豊かさは本当にすばらしい。彼の絵は心でも感じるし、目でも楽しめる」と監督のアニメーションに惚れ込んだ。そんな監督は「フラッシュ・ゴードン」やヨーロッパの作品を観て育ったが、日本のアニメからも強い影響を受けたそうで、「7歳の時『ドラゴンボールZ』と出会い、その後、宮﨑駿作品に触れたんだ」と明かし、本作の魅力の一つである“色使い”については、様々な国で暮らしてきた経験が元になっているそうで、「僕のスタイルは世界中の文化が混ざってる」と語る。その言葉を聞いてポートマンは「ウーゴは国際的な感覚を持ちながら、どこにも属さない感じがある。その彼の独特の視点が作品に表れてる」と続ける。
アニメーションについて「アニメのすばらしさはあらゆる可能性があるところよ。声だけで何者でもなれる」と話し、劇中に登場する子育てロボットのミッキの英語版の声は彼女とマーク・ラファロの声をミックスして作ったことを明かした。劇中ではイリスの両親は実際には出てこないが「両親がホログラムなのは悲しいことだけど、ロボットが愛情を持って子育てする姿は美しいわ」と、50年後の未来で描かれるロボットと人間が育む絆に心を動かされたそうで、「ウーゴの視点は想像力により美しい未来を作れると示している」と続ける。監督は「人間は合理性を追いがちだが、よりよい世界を求めるなら、もっと想像力に頼るべきだ。喜びはさらに喜びを生み、痛みはさらに痛みを生む。世界を光で照らすのは難しいが試す価値はある」と未来に向けた希望の言葉で締めくくった。
また、公開初日の4月24日はアルコ役の黒川、イリス役の堀越が登壇する予定の舞台挨拶が実施されることも決定した。
■公開情報
『ARCO/アルコ』
4月24日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:ウーゴ・ビアンヴニュ
脚本:フェリックス・ド・ジブリ
製作:フェリックス・ド・ジブリ、ソフィー・マス、ナタリー・ポートマン
アニメーション監督:アダム・シラード
編集:ナタン・ジャカード
音楽:アルノー・トゥロン
日本語吹替キャスト:黒川想矢(アルコ)、堀越麗禾(イリス)、梶裕貴(ミッキ)、山里亮太(ドゥギー)、前野智昭(ストゥイー)、落合福嗣(フランキー)、伊駒ゆりえ(クリフォード)、日向未南(アルコの母)
字幕翻訳:浜本裕樹
2025年/フランス/88分/カラー/ビスタ/5.1chサラウンド/映倫:G
配給:AMGエンタテインメント ハーク
©2025 Remembers / mountainA / France 3 CINEMA
公式サイト:https://arco-movie.jp





























