荻野洋一の記事一覧

(77件)

荻野洋一の記事一覧です

“映画監督”土井裕泰の作家性 『花束みたいな恋をした』が描く“特別なことではない時間”

“映画監督”土井裕泰の作家性 『花束みたいな恋をした』が描く“特別なことではない時間”

「坂元裕二さんのシナリオが素晴らしい言葉に溢れていたので、私から特別なことは付け加えなくていい、と思いながら作りました」  2…

池松壮亮が歩む映画旅 “沈黙”の2020年から、2021年『アジアの天使』『柳川』への期待

池松壮亮が歩む映画旅 “沈黙”の2020年から、2021年『アジアの天使』『柳川』への期待

池松「僕自身にとってはすごく難しい役でしたね。まず脚本を読んだときに、恐ろしく優しい男だなと思ったんです。石井(裕也)さんが池松…

『ワンダーウーマン 1984』にみるアメリカ近現代史 “ヘスティアの縄”が果たす重要な役割

『ワンダーウーマン 1984』にみるアメリカ近現代史 “ヘスティアの縄”が果たす重要な役割

DCコミックスが誇る女性スーパーヒーロー、ワンダーウーマンのコミック雑誌デビューから70年以上経ってようやく実写による単独主演映…

年末企画:荻野洋一の「2020年 年間ベスト映画TOP10」 すべてが転覆可能な天/地にほかならない

年末企画:荻野洋一の「2020年 年間ベスト映画TOP10」 すべてが転覆可能な天/地にほかならない

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2020年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『ストーリー・オブ・マイライフ』が描く生と死の円環 疾走し続ける4姉妹のきらめき

『ストーリー・オブ・マイライフ』が描く生と死の円環 疾走し続ける4姉妹のきらめき

“Write something for me.”  ーー私のために何か書いて。  数年にわたる闘病の末、ついにみずからの死を…

Netflix『タイガーテール』の味わい深いキャスティングと選曲 愛惜と憧憬がにじみ出る物語に

Netflix『タイガーテール』の味わい深いキャスティングと選曲 愛惜と憧憬がにじみ出る物語に

『タイガーテール -ある家族の記憶-』はアメリカ本国での劇場公開がパンデミックのために中止され、Netflix配信のみとなった。…

『ブロー・ザ・マン・ダウン』が描く、穏やかな狂気の危うさ 女性共同監督の野心的意図を読む

『ブロー・ザ・マン・ダウン』が描く、穏やかな狂気の危うさ 女性共同監督の野心的意図を読む

蟄居(ちっきょ)生活が続くなか、劇場で新作映画を観ることのできない世界中の観客がネット配信を通じて映画を観ている。この3月下旬に…

『リチャード・ジュエル』が誘う終わりのない問い イーストウッドの“悪意”を受け考えるべきこと

『リチャード・ジュエル』が誘う終わりのない問い イーストウッドの“悪意”を受け考えるべきこと

私たち現代観客は『リチャード・ジュエル』というアメリカ映画をどのように見たらよいのだろうか。一見シンプルなテーマを持ち、ひょっと…

年末企画:荻野洋一の「2019年 年間ベスト映画TOP10」 多くの女性監督が充実した作品を発表

年末企画:荻野洋一の「2019年 年間ベスト映画TOP10」 多くの女性監督が充実した作品を発表

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2019年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

『マレフィセント2』はディズニーアニメに対する自己批判だ ヴィラン相対化時代に描かれたもの

『マレフィセント2』はディズニーアニメに対する自己批判だ ヴィラン相対化時代に描かれたもの

現代映画──とくにハリウッド映画界では、知名度の高いヴィラン(悪役)を主役に昇格させ、彼らの側に寄り添ったスピンオフ映画の製作が…

オダギリジョーの“わがままでぜいたくな”一作 『ある船頭の話』に込められた現代社会への問い

オダギリジョーの“わがままでぜいたくな”一作 『ある船頭の話』に込められた現代社会への問い

俳優のオダギリジョーが、自身初の長編監督作『ある船頭の話』を完成させた。「俳優をやりながら片手間に監督業に手を出していると思われ…

『アス』は地球最大の革命についての映画だ ジョーダン・ピール監督から観客への“死刑宣告”

『アス』は地球最大の革命についての映画だ ジョーダン・ピール監督から観客への“死刑宣告”

『ブラックパンサー』(2018)が生まれたすぐ後に『アス』のような新種の映画が生まれてくるのは、現代映画の歴史的必然だといえる。…

菅田将暉が演じた主人公は山崎貴の“自画像”だ 『アルキメデスの大戦』が描く倒錯した唯美史観

菅田将暉が演じた主人公は山崎貴の“自画像”だ 『アルキメデスの大戦』が描く倒錯した唯美史観

山崎貴という作り手を、後世の人はいったいどのように評することになるのだろうか? 彼は今や日本を代表するヒットメイカーとなり、多く…

『マチルド、翼を広げ』は“親子関係”についての認識を更新する 女性監督が描く9歳の少女の自立

『マチルド、翼を広げ』は“親子関係”についての認識を更新する 女性監督が描く9歳の少女の自立

フランスの女性監督ノエミ・ルヴォウスキーの最新作『マチルド、翼を広げ』を見ることは、母と娘の関係について、親子というどこにでもあ…

年末企画:荻野洋一の「2018年 年間ベスト映画TOP10」 映画は失踪し、時には運よく再発見される

年末企画:荻野洋一の「2018年 年間ベスト映画TOP10」 映画は失踪し、時には運よく再発見される

リアルサウンド映画部のレギュラー執筆陣が、年末まで日替わりで発表する2018年の年間ベスト企画。映画、国内ドラマ、海外ドラマ、ア…

三宅唱は“いつまでも続かない青春”をどう描いた? 『きみの鳥はうたえる』のただならぬ緊張感

三宅唱は“いつまでも続かない青春”をどう描いた? 『きみの鳥はうたえる』のただならぬ緊張感

主人公は、ただ単に「僕」。そしてその「僕」(柄本佑)のルームメイトが静雄(染谷将太)で、ふたりの間に飛び込んでくるのが佐知子(石…

新たな“現代西部劇”創出の予感 『ウインド・リバー』が描く苦痛に満ちた西部史

新たな“現代西部劇”創出の予感 『ウインド・リバー』が描く苦痛に満ちた西部史

『ウインド・リバー』というきわめて地味な、だが孤高の美しさと悲しみをたたえたこの聡明なアメリカ映画は、現代にはたして西部劇は成立…

瀬々敬久×相澤虎之助が生み出した“化け物映画” 『菊とギロチン』が描く民衆の鼓動

瀬々敬久×相澤虎之助が生み出した“化け物映画” 『菊とギロチン』が描く民衆の鼓動

化け物的な映画を観る、化け物と対峙するというのは、なんと美しい体験なのだろう。音楽、美術、演劇、あらゆるジャンルに化け物的な作品…