2016年5月の記事一覧

(101件)
『追撃者』が描く道徳観と狂気

『追撃者』マイケル・ダグラスはなぜ史上“最凶”なのか? 狂気に満ちた怪演に迫る

 広大な砂漠の真ん中に鳴り響いた一発の銃声。絶滅危惧種として知られる野生動物“バックホーン”狩りにやってきた大富豪マデックが撃…

『マクベス』の本質的魅力に迫る

シェイクスピア作品は“娯楽映画”の原点ーー現代的アプローチで描く『マクベス』の特徴

1999年、オーストラリアの田舎町で11もの損壊した変死体が発見された。犯行グループはやがて逮捕されたが、捕まった首謀者の供述に…

D・スペクター『ハウス・オブ・カード』語る

デーブ・スペクターが語り尽くす『ハウス・オブ・カード』の魅力「史上ベストドラマの5本に入る」

デーブ・スペクター  これまで3回にわたって展開してきたNetflixオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』総力特…

スピルバーグ最新作、カンヌでお披露目

S・スピルバーグ最新作『BFG』、カンヌ国際映画祭でワールドプレミア実施

9月17日に日本公開されるスティーブン・スピルバーグ監督の最新作『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』のワールドプレミア…

『ゆとりですがなにか』第四話

クドカンはゆとり世代の“童貞”をどう捉えている? 『ゆとりですがなにか』第四話の複雑さ

『ゆとりですがなにか』公式サイト  山路一豊(松坂桃李)の小学校に乗り込んできたのは、佐倉悦子(吉岡里帆)の彼氏・小暮静磨(北村…

『マクベス』の狂気の裏側にあるものとは

マイケル・ファスベンダーが暴君を怪演する『マクベス』、その狂気の裏側にあるものとは?

今年はウィリアム・シェイクスピア没後400年の節目にあたる。この天才作家が遺した名作は数知れず。とりわけ彼が42歳の時(1606…

西田宗千佳『ハウス・オブ・カード』を語る

『ハウス・オブ・カード』は映画・ドラマのあり方をどう変えた? 西田宗千佳がその影響を解説

Netflixオリジナルドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』総力特集の第3回は、同サービスの革新性を綿密な取材とデータ検証…

『変態仮面』、福田雄一の作家性を読む

『HK/変態仮面』はなぜ再び映画化できたのか? “面白いボツ企画”を実現する福田雄一の作家性

この『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』の脚本・監督である福田雄一の作家性を考えたときに、まず思い浮かぶのは、「王様の耳…

コーエン兄弟最新作に溢れる“映画愛”

コーエン兄弟の“映画愛”溢れる『ヘイル、シーザー!』 50年代ハリウッドの裏側をどう描いた?

コーエン兄弟の作品は、大まかに分けて二つのタイプがある。一つは兄弟の名前を一躍世界に知らしめるきっかけとなった、処女作『ブラッド…