『怪獣8号』第一回キャラクター人気投票、主人公を抑えたTOP3の魅力ーー1位はなぜ「保科宗四郎」だったのか

1位 保科宗四郎

 総票の約30%となる23,686票を集め、見事初代人気キャラに第一位に輝いたのは保科宗四郎(ほしなそうしろう)だ。亜白ミナ(あしろミナ)が隊長を務める第3部隊の副隊長を務める宗四郎は、カフカやレノが参加した入隊試験の試験官を担当。失格必至のカフカをお笑い枠として候補生での入隊を許可した、物語序盤からレノと並びカフカと繋がりの深い人物である。

 関西弁で糸目の宗四郎は、笑いのツボが浅く、よく笑う楽観的で軽い性格。一方で、カフカの違和感や戦場の異変を察知する鋭い洞察力を合わせ持っている。室町時代から怪獣狩りを生業としてきた名家「保科」の出自でありながら、銃器に適正があるものが優遇される現代において、刀しか適正がなかった宗四郎は冷遇されいたところ、ミナに拾われたために忠誠心が強い。

 そのためか隊長レベルの強さを持ちながらも、副隊長としてミナが敵を屠る道を切り開いている。怪獣8号の正体がカフカであることが明らかになってからは、怪獣8号の力に頼らない戦闘技術を伝授する、頼りになる先輩だ。Instagramでは「#保科宗四郎」の投稿は5000件以上であり、圧倒的な人気の高さが伺える。

 以上「第1回『怪獣8号』キャラクター投票」のTOP3を紹介しその魅力に迫った。余談だが、カフカが初めて怪獣8号に変身した時、素早く携帯を取り出して防衛隊に通報した「変身したカフカをみて通報したおじいちゃん」がランキングの10位にランクインしている。

 たった一コマでも、読み手に強い印象を与える本作。読んだことがない人は、ぜひ手にとって彼らの活躍を感じてみてはいかがだろうか。

第1回『怪獣8号』キャラクター投票の結果
https://www.shonenjump.com/p/sp/2208/vote_kaiju-no8/
1位:保科宗四郎 23,686票
2位:鳴海弦 17,976票
3位:市川レノ 16,771票
4位:日比野カフカ 5,048票
5位:四ノ宮キコル 4,888票
6位:古橋伊春 3,285票
7位:亜白ミナ 2,654票
8位:怪獣8号 1,363票
9位:四ノ宮功 905票
10位:変身したカフカをみて通報したおじいちゃん 812票

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