OKAMOTO’Sオカモトショウ、「ジャンプ」期待の新作『カグラバチ』を語る 「ちゃんと応援しないといけない」

オカモトショウが語る『カグラバチ』への期待

「ジャンプにインパクトのある作品を」

——「週刊少年ジャンプ」で連載を続けることの難しさを感じます。

 そうですね。『ONE PIECE』や『僕のヒーローアカデミア』という大きな作品が最終章に入って、新連載も次々とはじまって、いまはかなり過渡期だと思うんです。そのなかで、やはり先ほども言ったように『チェンソーマン』『呪術廻戦』に続く作品が出てくることが大事なのではないかと。いまの若い世代って、たぶん王道のジャンプ路線には惹かれづらい気がするんですよ。「努力、友情、勝利」というただただまっすぐな作品だと、新鮮味を感じづらい気もして。『鬼滅の刃』はかなり王道を行く作品でしたが、それでもかなりダークな内容ですからね。

——確かにここ数年のヒット作は、ジャンプ作品に限らず、ダークな要素のある作品が多いように感じます。

 ひと昔前だったらアングラ誌に載っているような作品がメインストリームでヒットしている、というイメージです。また最近は、本誌よりもむしろウェブ/アプリの「少年ジャンプ+」からヒットが出ていますよね。『SPY×FAMILY』(遠藤達哉)や『怪獣8号』(松本直也)もそうだし、『チェンソーマン』の第二部も連載されていて。でも、「ジャンプ」というブランドにとって、いちばん大事なのはやっぱり本誌じゃないかなと思っているんですよ。今も面白い作品が載ってるし、『あかね噺』が「マンガ大賞2023」で2位になったり、ちゃんと評価も得ているんだけど、この先を考えるとさらにインパクトがある漫画が必要かなって。

——それが『カグラバチ』である、と。

 そうです! もしかしたらジャンプを代表するマンガになるかもしれないなと。めっちゃ期待してるので、みなさんもぜひ読んでみてください。

『カグラバチ』を読みながら聴きたい曲は?

Kroi/「Hyper」
『カグラバチ』の特徴は、ダークな世界観、バトルシーンの迫力、日常系のおもしろさ、そして、この先への期待。そうしたニュアンスを併せ持った曲はーーすでに『アンダーニンジャ』のOPテーマになっていますが、Kroiの「Hyper」かなと。OKAMOTO’SはKroiの対バンツアー(「Kroi Live Tour "Dig the Deep" Vol.4」の名古屋公演/11月5日(日)Zepp Nagoya)に出演します!

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