【漫画】中年男性の「化粧控えめな方が可愛いよ」にイラッ! 花とコスメですっきり浄化『ギフト・フロム・アイリス』

【漫画】「化粧控えめな方が可愛いよ」

 花とコスメ、どちらも人の気持ちをそっと動かすもの――。Xに投稿された漫画『ギフト・フロム・アイリス 夜明け待ちの君が咲く日の物語』第一話の舞台は、コスメも取り扱うフラワーショップだ。

 訪れる客はそれぞれに悩みを抱え、店で出会った一輪の花や一つのコスメによって、少しだけ前を向いていく。デパートのカウンターでも美容部員でもない、新しい切り口はどこから生まれたのか。本作について、作者・meecoさん(@meecosme_)に話を聞いた。 (小池直也)

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『ギフト・フロム・アイリス』(meeco)

—―本作の着想について教えてください。フラワー&コスメショップを舞台にしようと思ったのはなぜでしょう?

meeco:担当さんから「コスメ」をテーマの作品を提案いただいたことが作品のスタートでした。もともとコスメをテーマにした漫画は好きで、いくつか作品を読んでいたんです。ただデパートのコスメカウンターが舞台だったり、美容部員さんやメイク系YouTuberさんが主人公の作品は既にあったので、ほかのアプローチはないかなと考えていました。

 そんなタイミングで、たびたび香水やハンドクリームなどを取り扱うお花屋さんを見かける機会があったんですね。お花モチーフのコスメもたくさんあることから、花とコスメの組み合わせが好きな方はきっと多いはずだと思って。

 また「コスメも取り扱う花屋」を舞台とすれば、お客さんとして幅広い年代や立場の人を登場させられそうなことも魅力的に感じました。

—―ご自身の体験が反映されている部分もありますか。

meeco:第1話にお客さんとして登場する葉子は、SNSで発信する立場という点で自分と重なる部分があります。発信することに対して考えすぎてしまったり、「これでよかったのかな?」と思い詰めてしまったり……。

 そんなとき、自分の好きなものに触れることで気持ちが軽くなることが、私自身もあります。そうした感情が葉子にも表れていると思います。

—―実際に取材などもされたのでしょうか。

meeco:取材は特に行っていませんが、メイク系YouTuberさんの動画をたくさん拝見して、参考にしています。

—―meeco自身にとってメイクとはどんなものですか。この夏おすすめのコスメもあれば教えてください。

meeco:私にとってメイクは、気持ちを少し前向きにしてくれるスイッチのようなものです。するだけで、ちょっと元気がもらえる気がします。

 この夏のおすすめは、THREEの「グラムトーンカラーカスタード」。春コスメとして登場したアイテムですが、ほどよい血色感とツヤ感が夏らしさもあり、目元にもチークとしても使えるので、荷物が増えがちな夏のメイク直しにも重宝しています。

—―制作で大変だったエピソードなどもあればお願いします。

meeco:モノクロで漫画を描くことも、ページ数の多い漫画制作も、ほとんど初めての経験でした。制作用ソフトの使い方に慣れるところから既に大変でしたが、できることや表現の幅が広がって楽しかったです。

—―キャラクターデザインについては?

meeco:舞台となるお店を優しい、柔らかい雰囲気の場所にしたいと考えていたので、
その場所に合う安心感のある優しそうなキャラクターたちを意識しました。

 主人公の相棒のような存在である黒猫・ミミは「できる限り作品に猫を登場させたい」という私のこだわりがあり、担当さんに相談したところ快くOKをいただき、登場することになりました。

—―電子単行本1巻も発売となりましたが、作者視点の読みどころを教えてください。

meeco:毎話登場するお客さんそれぞれの物語と、その気持ちに寄り添うコスメやお花に
注目して読んでいただけたら嬉しいです。

 1話ごとに異なる出会いや悩みを描いているので、お気に入りのエピソードやお花、コスメを見つけてながら楽しんでいただけたらと思っています。

—―今後『ギフト・フロム・アイリス 夜明け待ちの君が咲く日の物語』は、どのように描いていきますか。展望も含めて教えてください。

meeco:最後まで丁寧に描き切りたいと思っています。最終話まで読み終えた読者の方の心にもそっと寄り添えるような、そんな作品になってくれたら嬉しいです。

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