プロが描いた完璧な“悪魔の少女”をプロが添削すると? 元漫画誌連載作家が見せた「別解」が凄まじい

 プロが描いた絵をプロの漫画家が添削すると、さらにクオリティは上がるのかーーそんな興味深い動画がこのほど、YouTubeで公開された。

 動画を公開したのは、元週刊少年漫画誌の連載作家・ペガサスハイド氏だ。ハイド氏は視聴者から寄せられた一見上手な漫画やイラストを、プロの目線で細かく添削している。解説のわかりやすさとともに、あくまで本人の長所を生かすアドバイスが心地よく、自分では絵を描かない人も楽しく視聴できる。チャンネル登録者数は15万人を超える。

 4月16日に公開された「【イラスト添削80】プロが描いた絵を添削 ! 悪魔の少女をもっと魅力的に描くには?」と題した動画では、すでにプロの絵師として活動している猫まんじゅうさんのイラストを添削することに。書籍やゲーム関係、広告などの仕事に携わり、海外からも発注があるという凄腕だ。ペガサス氏は相談を受け「プロが何をハイドチャンネルに添削を求めてるんだ! すでに上手いですよ!(笑)」と困惑していた。

【イラスト添削80】プロが描いた絵を添削 ! 悪魔の少女をもっと魅力的に描くには?

 確かに一見しただけで、技術力が高いとわかる猫まんじゅうさんの「悪魔の少女」をモチーフにしたイラスト。躍動感も、存在感もあり、魅力的なキャラクターとして確立されている。その上で猫まんじゅうさんは「キャラをもっと魅力的に見せる描き方を教えてください」とアドバイスを求めてきたのだ。

 これを受けハイド氏は「今回は直すところがないので、どうやったら“(漫画誌の)編集部に通るか”という視点で添削していきたいと思います」と語り、作業を始めた。ハイド氏は魅力アップする秘訣として「(1)衣装→セクシーにする」「(2)アクセサリーとして見ることができる、ツノや羽を大きくする」「(3)ポーズ・表情→ダイナミックにする」といった案を出した。ただし、この絵の原型を活かしたまま、添削するということで、ハイド氏も相当頭を悩ませていた。未熟な絵なら手の入れ方もさまざまにあるが、もともと完成された絵だからこそ、難しいのだろう。

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