【漫画】もしも職業適正テストで「無職」にS判定が出たら? 才能が可視化した世界でアイドル界に挑む『アンダーアイドル』

【漫画】職業適正テストで「無職」S判定?

 厳正なる職業適性テストによって、才能が可視化された世界。国から生活の補助が受けられる【無職】志望でありながら【アイドルプロデューサー】S判定の高校生・宇佐美優成は、【アイドル】志望でありながら【無職】S判定の同級生・犬塚めいにテスト結果を見られてしまい……。

 やる気も才能も真逆の凸凹コンビがアイドル界に挑む漫画が、Xにアップされた。本作は漫画家・せつなゆうこ(@setu_y002)氏が「月刊少年ガンガン」で連載中の、『アンダーアイドル』の第1話だ。

 今回はせつなゆうこ氏に、本作を創作した背景やキャラクター制作について話を聞く。(青木圭介)

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『アンダーアイドル』(せつなゆうこ/スクウェア・エニックス)


ーー職業適性テストという設定が非常に魅力的だと感じました。設定を考えた背景を教えてください。

せつなゆうこ:現実にも、職業適性検査みたいなモノってあるじゃないですか。色々な職業タイプがあるんですけど、「『芸術家タイプ』は実質『適職なし』だよね」みたいな意見をよく見るんです。そこから、本当に「無職適性」の判定があったら面白いかなと思い、設定を考えました。

ーー才能が可視化された世界を舞台にするなかで、扱う職業をアイドルとプロデューサーにした理由は?

せつなゆうこ:二人三脚で夢を目指す物語を描きたくて、思いついたコンビは「漫画家×編集者」と「アイドル×プロデューサー」でした。考えていた当時、漫画家の漫画っていうのは割と世にあったんです。今でこそアイドルの漫画も結構あるんですけど、当時はあまりなくて。あと自分が漫画家なので、漫画家の話になると自分のことを描くようでしんどいなと感じました。なので消去法でアイドルとアイドルプロデューサーになりましたね。

ーーバディとなる宇佐美優成と犬塚めいのキャラクターを考えるうえで、重視したポイントはありますか?

せつなゆうこ:2人は真逆のキャラクターになるように考えました。最初に宇佐美のキャラクターが決まって、そこから真逆のキャラクターとしてめいはギャルになりました。不良っていう案もあったんですけど、担当編集との打ち合わせの結果ギャルになったんです。めいはアイドルの適正がない、ガサツな女子として描くのも意識しています。

ーー宇佐美優成のような"天才"を描く際に意識していることは?

せつなゆうこ:宇佐美は「最初からすべての答えを持っているキャラクター」として描いています。もちろん努力によって才能が底上げされることもあると思うんですけど、そういうシーンは基本的にありません。プロデュースすることにおいて、悩んだり壁にぶち当たったりする描写は描かないようにしています。

ーー本作のなかで、せつなゆうこ氏自身が気に入っているポイントを教えてください。

せつなゆうこ:ストーリー面で言うと、宇佐美がステージ上で演説するシーンがその直前のシーン含めて気に入っています。ここは本作の根幹というかテーマでもあって、すごく大事なシーンです。また本作は私の連載デビュー作で、個人的に自分の作家性と重ねている部分もあり、連載デビューに相応しい前向きないいシーンになったかなと思いました。

 また絵に関して言うと、第1話の最後らへんのめいの見開きドアップのページがお気に入りですね。担当さんにも結構褒めてもらったシーンで、自分でも良い出来だと感じています。

ーーせつなゆうこ氏が漫画を描き始めたきっかけを教えてください。

せつなゆうこ:子供の頃から絵を描くのは好きだったんですけど、漫画家を目指していたわけではありませんでした。でも大学生になって将来を考えているときに、母から「絵が描けるなら漫画を描いてみたら」と言われたんです。その言葉がきっかけで漫画を描いて賞に応募するんですけど、それが何にも引っ掛からなくて。それがすごく悔しかったので、「もうできるまでやろう」と決めて漫画家を本気で目指し始めました。

ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?

せつなゆうこ:本作もですしこれからも、前向きなお話を描き続けられたらいいなと思っています。描きたいっていうのもありますし、そもそも前向きな物語しか描けないんです。なので、今後も読んでくれた方が、明るい気持ちになれる漫画を描いていけたら嬉しいです!

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