スチャダラパーの記事一覧

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毎日テレビゲーム三昧&レコード屋通い——好きなことだけ徹底的に突き詰めていくという、高度経済成長期以降のコドモたちの在り方そのまんまのボーズ(MC)、アニ(MC)、シンコ(DJ)の3人は、半径数メートル以内の何気ない日常(言いかえれば他人からしてみればどうでもいいハナシ)や、ちびっこカルチャーまでをも含む"男の子のフェイバリット論"を堂々と歌詞に盛り込むことで、『ラップお茶の間現象』をひきまねいた張本人。そして、語尾に「〜ッすね」「〜じゃん」などの現代版やまとことばを凝縮させながら、新作を出す度に言語感覚と文科系特有の目端の利いた批評性を誇ってきたヒトたちである。また、シンコのビート感覚あふれるトラック(本人いわく「1にビート、2にベース、3,4がなくて、あと余談」)も、和モノ/洋モノ問わずのネタ使いで、その職人ぶりには老若男女がうっとり。——とにもかくにも、彼らはジャパニーズ・ヒップ・ホップ界の財産なのだ(断言)。
もともとヒップ・ホップは、社会に牙をむく姿勢をあらわにしたリリックが圧倒的に多かったわけだが、スチャダラパーの登場によって、ヒップ・ホップ自体の自由度が思いきり押し広げられた——のは間違いない。さて、そんな彼らも90年にアルバム『スチャダラ大作戦』でデビューして、すでに10年選手。最新作『ドコンパクトディスク』では、ビースティ・ボーイズのアドロック&デ・ラ・ソウルのトゥルゴイとの共演という快挙を見せてくれたが、メンバー全員三十路に突入して(笑)、さらなるマスター・ピースを生み続けてくれそうだ。

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