任天堂『ゼルダの伝説』実写映画化でスチャダラパーなぜ注目? 90年代“伝説のCM”が話題に

 任天堂が11月8日、『ゼルダの伝説』の実写映画化の企画開発開始を正式発表。同発表を受け、SNSではスチャダラパーへの注目が集まっている。

 スチャダラパーは、1991年にスーパーファミコン用ソフトとして発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』においてCMソングを担当。自身の楽曲「ゲームボーイズ」を替え歌し、〈でるでるゼルダの伝説〉という印象的なラップが世間の注目を集めた。また、2013年に発売されたニンテンドー3DS用ゲーム『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』のCMソングも手がけたほか、メンバーのBoseは1998年発売のNINTENDO64用ゲーム『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のCMにも出演している。

 今回の発表に伴い、1991年当時のCMを懐かしむ一部の『ゼルダの伝説』ファンが同映画に対してスチャダラパーの主題歌起用を熱望。SNSでは「実写版ゼルダであの曲も使われるんですか?!スチャダラパーの」「ゼルダ実写化の速報でスチャダラパーの名が出る人、同世代」「スチャダラパーの曲流して魔物とゼルダとリンクみんなで踊り出してくれたらいいのに」などの声が上がっている。

 同映画は任天堂とArad Productions Inc.で制作。監督は『メイズ・ランナー』シリーズのウェス・ボールが担当する。映画制作費の50%以上を任天堂が出資し、全世界配給と共同出資をSony Pictures Entertainment Inc.が行うという。

 プロデューサーは任天堂代表取締役フェローの宮本茂氏と、Arad Productions Inc.代表のAvi Arad氏が共同で担当。宮本氏は任天堂の公式X(旧Twitter)にて「今回Aviさんに共同プロデューサーをお願いし、任天堂自ら制作に深く関与して正式に開発をスタートしました。完成まで時間がかかりますが、楽しみにお待ちください」とコメントしている。

 なお、映画の公開日は未定となっている。

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