アニメ化話題『ダンダダン』で最強のキュンシーンは? モモとオカルンの恋愛フラグを振り返る
オカルトバトルとラブコメ要素を備えた「少年ジャンプ+」の人気漫画『ダンダダン』。各話ごとに登場するユニークな敵とのバトルはもちろん魅力だが、モモとオカルンの主人公コンビの恋の方はなかなか発展せず、ファンにとってはヤキモキする展開となっている。本稿では、漫画版初期からのモモとオカルンの両思いを感じさせるキュンシーンを振り返る。
恋愛フラグ満載の学園ラブストーリー要素に注目
モモとオカルンのキュンシーンが多発する場所といえば、2人が通う学校だ。そもそも、この2人の出会いは、コミック1話、モモがオカルンをいじめっ子たちから庇ったところから始まる。UFOオタクのオカルンと、霊媒師の家系のモモは、互いに指定したスポットで幽霊や宇宙人と遭遇し、一緒に戦ったことから急接近することに。
この2人と不気味なモンスターたちが戦うシーンが、電車の線路上やモモの実家、街中を舞台に描かれるのとは対照的に、学校シーンではラブコメ要素満載のキュンシーンが多く描かれている。
例えば、モンスターとのバトルを経て、オカルンを意識するようになったモモが、クラスメイトの目を気にしつつも教室で彼のことを考えて机に突っ伏したり、校門で彼を待ちぶせしたりするシーンだ。ルックスがよく男子生徒からもモテるモモは、当初いじめられっ子のオカルンとは距離をとっており、極力校内では話さないよう努めていた。いわゆる、スクールカースト一軍女子と最下層男子との身分違いの恋というやつだ。
しかし、謎のモンスターたちの姿が見えるのも、バトルや互いの能力について知っているのも学校内では2人だけ。秘密を共有し、「幽霊の話がしたい」「宇宙人の話がしたい」という気持ちを我慢した結果、互いへの想いがどんどん募っていく。中でも特筆したいのはモモが放課後の校門で彼を待つシーンだ。彼女の照れた表情、オカルンの「まさか自分を待っているはずがない」というセリフなど、学校シーンでは前話まで繰り広げられていたオカルトバトル要素とは一線を画す正統派な学園ラブストーリーが繰り広げられるのだ。