『薬屋のひとりごと』最新刊がラノベ週間ランキング1位に! 「転スラ」「ダンまち」最新刊も好調

『薬屋のひとりごと』ランキング1位に

 7位は衣笠彰梧による人気シリーズの最新刊『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編10』(MF文庫J)。冬休みが終わって主人公の綾小路清隆が所属するCクラスが、2年生をより上位のクラスで終わるかをかけた頭脳バトルが繰り広げられることになりそう。この作品もアニメの第3期が2024年1月からスタート。1年生編が完結まで描かれる中で、清隆の過去を知る坂柳有栖が強敵としての真価を見せる。最新刊まで読んでいる人も、改めて見返してシリーズの流れをおさらいしたい。

 9位は上遠野浩平による『ブギーポップは呪われる』(電撃文庫)。どこか突き放すような文体で、学園や街に起こっている不思議な出来事を様々なキャラクターの視点から描いて、ライトノベルというカテゴリーに新風を吹き込んだ『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫)の登場から25年。シリーズの最新刊もこれまでと同様、ひとつの事件に関わる幾人もの登場人物たちのエピソードを重ねながら、学園を包んでいた呪いへの不安がもたらす混乱を描き出す。

 「ぼくは自動的だからね」という言葉と共に宮下藤花の別人格として現れ、筒のような帽子を被りマントを羽織って世界の危機と戦うブギーポップが、すべてを一刀両断するような展開には向かわず、炎の魔女を名乗る霧魔凪ですら苦戦する混沌とした展開を見せる。その先にいったい何が来るのか。読んで確かめよう。水乃星透子という名前も登場して連綿と続くシリーズの記憶をかき立てられ、改めてシリーズを読み返してみたくなる。

 10位もアニメ化が発表された燦々SUNの人気シリーズ最新刊『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん7』(スニーカー文庫)。学園祭に続いて体育祭という大イベントの中で、政近とアーリャさんとの関係がどうなっていくのかに関心が向く。

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