連載「月刊オカモトショウ」 絶対に読むべき80年代の名作SFマンガ、『ワン・ゼロ』について語りたい!

オカモトショウが語る『ワン・ゼロ』の奥深さ

――聞けば聞くほど興味深いです。主人公のたまり場が新宿の“カルト・ディスコ”で、そこでは“マンダラ・シンセサイザー”の音が流れている設定もあって。

オカモトショウ:おもしろいですよね(笑)。トランス状態になるシーンが何度か出てくるんですけど、どんな音が流れてるんだろう?って。ダライ・ラマの説法が収録されたCDがあるんですけど、そんな感じなのかも。あとはドローン・ミュージックだったり、モンゴルのホーミーも合いそうですよね。

――とにかく内容が深いし、いろんな角度から楽しめる作品だと思います。精神世界とAIの対比もそうですけど、今こそ評価されるべきマンガなのかなと。

オカモトショウ:うん、そう思います。現代的なテーマのマンガだし、最近はSFもまたブームになってますからね。隠れた名作というか、知らない人も多いと思うので、ぜひ読んでみてください!

『ワン・ゼロ』を読みながら聴くならこの作品!

デペッシュ・モード『Ultra(Deluxe)』(1997年)

前作『Songs of Faith and Devotion』後、メンバーの脱退、ドラッグやアルコールの影響から脱して制作された作品。シリアスな歌詞世界とオルタナティブロック、ヒップホップのテイストを感じさせる強靭なサウンドのコントラストが素晴らしい。

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