『金田一少年の事件簿』が大復活! 注目すべきは37歳までの“空白の20年”?

『金田一少年』新連載、注目ポイントは?

 まず、『金田一少年の事件簿』シリーズのダークヒーロー的存在の高遠遙一。”地獄の傀儡師”や”犯罪芸術家”の異名を持ち、金田一とは何度も死闘を繰り返してきた。ミステリアスな雰囲気を醸し出し、金田一を巧みなトリックで何度も翻弄してきた高遠は”金田一の宿敵”として根強い人気を誇る。そんな高遠遙一だが、20年後の『金田一37歳の事件簿』では年齢が40歳を超え刑務所に収監されている。どのような経緯で収容されたのかは明かされていないため、もしかしたら『金田一少年の事件簿30th』では金田一と高遠の頭脳戦、そして高遠が逮捕される物語が描かれるのかどうか、期待が広がる。

 最後に、ヒロインである七瀬美雪の存在に注目したい。美雪は金田一の幼馴染であり『金田一少年の事件簿』では何度も金田一との両思いフラグを見せるも”友達以上、恋人未満”の関係に留まっている。『金田一37歳の事件簿』では、金田一と同じく37歳となった美雪だが、本編で直接登場することなく、金田一との関係も高校時代から変化がないように描かれている。いまいち釈然としない2人の関係性だが、37歳になるまでの間、2人がどのような物語を歩むのか見守りたい。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「書評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる