アニメ化でファン急増 『小林さんちのメイドラゴン』聖地巡礼してみた!
最後は公園を紹介する。作中では、公園のシーンが複数登場する。小学校に転入したカンナは、独特のキャラクターと可愛らしい外見ですぐにクラスの中心的存在となる。そのことで同級生である才川リコに絡まれてしまう。
小学生でありながら女王様気質で煽りスキルに優れていたことから、クラスメイトから若干煙たがられていた才川だったが、カンナと友達になってからはカンナに対してだけちょっと行き過ぎた(?)愛情表現を示している。そんな2人が仲良く帰る通学路の途中にある公園が東越谷ボタン公園だ。
奥にある特徴的な滑り台や真ん中のベンチが描かれている。この公園はアニメ第4話でドッジボールをした場所でもある。カンナと才川が帰宅途中に公園に寄ると、上級生がドッジボールをしていた。そこで言い争いになり才川が煽った結果決闘に発展した。人望がないため同級生は集まらなかったが、ドラゴンを4人並べて上級生たちを蹂躙したシーンだ。
種族が違うと文化も異なる。犬や猫とは違い日本語は話せるが、価値観が違いすぎるドラゴンと生活を共にする小林さん。『小林さんちのメイドラゴン』は現実社会でも頭を悩ませるコミュニケーションの難しさを再認識する物語だ。
多様性が謳われている昨今、大切なのは小林さんとドラゴンたちのようにお互いを尊重しつつ、一定の距離感を保つことではないだろうか。聖地をめぐりながら、作中で必ずしも描かれない“日常”に思いを馳せるなかで、そんなことを考えさせられた。
皆さんも会社で嫌なことがあったら、電車で遠くまで行ってみてはどうだろう。運が良ければ、素敵な出会いがあるもしれない。