映画最新記事

モルモット吉田の『溺れるナイフ』評

モルモット吉田の『溺れるナイフ』評:菅田将暉によって、山戸映画の男が血肉通った存在になった

神代や相米の映画みたい 純子「そうでっか! あんた、うちを殺さはるんですか!? うちに死ね言わはるんですな!」  そこに川がある…

『この世界の片隅に』のんに最優秀主演女優賞を

『この世界の片隅に』のんに今年の最優秀主演女優賞を! 演技を支える「こころの遠近法」

今年の最優秀主演女優賞は『この世界の片隅に』の「のん」で決まりだ。でも、アニメーションでしょ? という異議ははっきり却下したい。…

松江哲明の『この世界の片隅に』評

松江哲明の『この世界の片隅に』評:いま生きている現実と地続きで戦争をイメージできる傑作

この声以外はありえないというほど、のんがハマっている  『この世界の片隅に』は、主人公・すずさんの子ども時代から物語がスタートし…

“88年世代”女優、次なる主役は?

新垣結衣、戸田恵梨香、堀北真希、吉高由里子……黄金の“88年世代”女優、次なる主役は?

初回から右肩上がりに視聴率を伸ばしているTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。先日の記事で新垣結衣の活躍について振り返った際…

荻野洋一の『続・深夜食堂』評

荻野洋一の『続・深夜食堂』評:あまりにもさりげなく提示される食、生、そして死

まずは東京・中央区の築地という土地を歩いてみよう。江東区の豊洲新市場における「盛り土」問題、汚染物質検出によって、あいまいなうち…

トム・クルーズのキャリアを読み解く

トム・クルーズは移ろいの時を迎えている 新作『ジャック・リーチャー』に見る人生の重み

誰もが彼のことを完璧主義者だと口にする。いまや多くの主演作でプロデューサーも兼任するトム・クルーズは、19歳でスクリーン・デビュ…

のん『この世界の片隅に』インタビュー

のんが語る、“この世界の片隅に”見つけた新たな道 「かっこ悪いことって時々、必要なんです」

「役者として、一生のうちに出会えるかどうかというくらい、すごい作品だと思いました。こうの史代先生の原作を読ませていただいて、“す…

『ファンタビ』ワールドプレミアに出演者集結

キャスト陣集結『ファンタビ』ワールドプレミア、J・K・ローリングが映画化秘話明かす

『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のワールドプレミアと記者会見が、現地時間11月10…

ダースレイダーの『インフェルノ』評

知的エンターテイメント『インフェルノ』を楽しみ尽くすために ダースレイダーが解説

僕の個人的な映画鑑賞スタンスはなるべく前知識を入れず、監督もキャストもなるべく知らずに出来れば予告編も観ないで臨むことなのですが…

女たちの熾烈なバトル『黒い十人の女』

成海璃子、トリンドル玲奈、水野美紀……不倫劇で新境地! 『黒い十人の女』女優たちの熱演を読む

『黒い十人の女』は1961年に公開された市川崑監督(脚本・和田夏十)の同名映画を原案にバカリズムが脚本を手がけた、話題の深夜ドラ…

『深夜食堂』は世界中の夜の人々を呼び寄せる

『深夜食堂』は世界中の夜の人々を呼び寄せるーー回を重ねるごとに魅力増す“新生日本映画”

ドラマと劇場版の『深夜食堂』の映像、美術と撮影と役者たちによって現れるあの場を見るとき、私はいくつかのものを連想する。  エドワ…

『聖杯たちの騎士』グッズプレゼント

クリスチャン・ベール主演作『聖杯たちの騎⼠』オリジナルグッズプレゼント!

クリスチャン・ベール主演作『聖杯たちの騎⼠』のオリジナルクリアファイルを3名様にプレゼント。  本作は、『ツリー・オブ・ライフ…

モルモット吉田の『テラスにて』評

モルモット吉田の『At the terrace テラスにて』評:多くの観客に観てほしい極上の喜劇

今、取るものもとりあえず映画館へ走っても損はさせないと責任を持って請け負えるのは、『この世界の片隅に』と『エブリバディ・ウォンツ…

佐久間宣行P&阿部真士Pインタビュー

テレ東深夜ドラマ、“攻めた”作風の狙いは? 佐久間宣行P × 阿部真士P『刑事ダンス』インタビュー

左、佐久間宣行氏。右、阿部真士氏。  2005年にスタートした「ドラマ24」で放送された『勇者ヨシヒコ』シリーズや『孤独のグルメ…

松田龍平×山下敦弘『ぼくのおじさん』対談

松田龍平 × 山下敦弘『ぼくのおじさん』対談 山下「自分で言うのも何ですが、このタッグは面白い」

松田龍平と山下敦弘監督が初タッグを組んだ映画『ぼくのおじさん』が、公開された。北杜夫の同名小説を原作とする本作は、松田扮する偏屈…

小野寺系『デスノート Light up the NEW world』評

『デスノートLNW』なぜ賛否両論に? 前作から10年、再映画化された意味を探る

名前を書いた人間を殺すことができる死神のノート、「デスノート」を使って悪人を裁き、「新世界の神」を自称する殺人者と、あらゆる事件…

松江哲明の『ぼくのおじさん』評

松江哲明の『ぼくのおじさん』評:松田龍平の“おじさん”は現代のアウトロー像

おじさんは東映映画の系譜に連なる“アウトロー”  僕はこの作品が“東映”映画なのが非常に面白いと思いました。古くは『日本侠客伝…