作品評の記事一覧
公開中の話題作を中心に、幅広い作品を映画評論家・ライターが徹底レビュー。
どの世代にも愛される、ロードムービー史における新たな傑作 『50年後のボクたちは』の瑞々しさ
14歳の頃の自分はどんな自分だっただろうーー。そんなことを呼び起こしてくれるのが、ファティ・アキン監督作『50年後のボクたちは』…
『白い闇の女』エロティック・サスペンスとしての吸引力ーー確約されていないがゆえの期待
ビデオ屋の新作コーナーには、今日も様々なジャンルのDVD/ブルーレイが並ぶ。多種ある映画がビデオ屋に並んだとき、最も吸引力がある…
なぜ『ダンケルク』は“薄味”に感じるのか? ノーラン監督の作家性と“戦争映画”としての評価を考察
大作映画の監督たちが、映画会社やスタジオによって厳しく管理されることが多くなった近年、時代の流れに逆行して、自らの作家性を前面に…
菊地成孔の『新感染 ファイナル・エクスプレス』評:国土が日本の半分の国。での「特急内ゾンビ映画」その息苦しいまでの息苦しさと上品な斬新さ
久しぶりに出た、「名(珍?)邦題」の件は、この際スルーするとして 本作の原題は「プサネン(プサン/ヘン)」つまり「釜山行き」…
渡邉大輔の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』評:『君の名は。』との関係と「リメイク映画」としての側面を考察
24年ぶりのアニメ化リメイク 現在劇場公開中の新房昭之総監督・武内宣之監督によるアニメーション映画『打ち上げ花火、下から…
ガル・ガドットという“スター誕生”の瞬間 『ワンダーウーマン』が映し出す現代映像のありよう
『ワンダーウーマン』が世界的にブームとなり、女性スーパーヒーロー映画では歴史的な成功作となった。主人公ダイアナ/ワンダーウーマン…
映画『関ヶ原』が描く新しい歴史観ーー岡田准一演じる石田三成の人物像は妥当か?
戦国時代最大かつ天下分け目の合戦、「関ヶ原の戦い」。豊臣秀吉の死から2年、武将たちが「西軍」と「東軍」に分かれ、いまの岐阜県西端…
“男女”と“車”に“音楽”を融合ーー『トゥルー・ロマンス』の精神受け継いだ『ベイビー・ドライバー』
ジャン=リュック・ゴダールがそれさえあれば映画が成立すると言った「男女」と「車」に「音楽」を融合して作られた映画、それがエドガー…
実写をアニメ化する試みは成功したのか? モルモット吉田の『打ち上げ花火~』評
あらゆる映画が再生産される時代になると、オリジナルへの思い入れなど、初めて観る観客にとっては何の意味もなさなくなる。『打ち上げ花…
『打ち上げ花火~』岩井俊二×大根仁×シャフトの組み合わせは本当に噛み合っていないのか?
異色の組み合わせは噛み合っていたのか 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』がなにやら随分と評判が悪い。わかりやすい…
青春アニメ、なぜ地方の町ばかり舞台に? 『打ち上げ花火~』の独自性に迫る
1993年にTVドラマの1エピソードとして放映された岩井俊二監督の同名の人気作品を、24年経ってアニメ映画化した『打ち上げ花火、…
ISHIYAの『MOTHER FUCKER』評:日本のアンダーグラウンド史に残る傑作ドキュメンタリー
あれは1990年代の初期から中期頃だったと思う。新宿のライブハウスにとあるライブを観に行ったとき、いくつかのバンドが出演する中、…
往年のスポ根少女漫画の世界!? 『フェリシーと夢のトウシューズ』は呪われた夢を描く
パリ・オペラ座のバレエダンサーになる夢を目指す少女の奮闘を描いた、カナダ/フランス共同制作の劇場アニメーション『フェリシーと夢の…
“ユニバース系”が『スパイダーマン:ホームカミング』にもたらした光と影
今年の初夏以降のアメコミ系映画の勢いが怖ろしいことになっている。6月に『X-MEN』の渋いスピンオフ『LOGAN/ローガン』が日…
『スパイダーマン:ホームカミング』が追求した、“青春学園もの”としての側面
『スパイダーマン:ホームカミング』は、当初の期待をはるかに超え、映像、脚本ともに完成度の高い娯楽作に仕上がっていた。「青春学園も…
『フェリシーと夢のトウシューズ』が大人に届けるメッセージ 夢の描き方にこだわった演出を読む
夢を追い続けること。『フェリシーと夢のトウシューズ』が問いかけたいテーマは完全にこの一言に尽きる。 主人公であるフェ…
『トランスフォーマー』シリーズ10年の歴史が獲得した、偉大なるマンネリズム
自動車などが戦闘ロボに変形するという、メカ好きな子どもたちの夢をダブルで具現化したといえる玩具『トランスフォーマー』。この世界観…
『ジョジョの奇妙な冒険』の実写化は成功したのか? 評価のポイントを検証
『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』誌上で、30年にわたり連載が続いている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。少年誌のバ…
続きが気になってやめられない! 女性たちの戦い描くトルコドラマ『オスマン帝国外伝』の中毒性
一時でも韓国ドラマにはまったことのある人なら、毎回、エンディングで起こるとんでもない出来事の続きが気になって、2話、3話とどんど…
松江哲明の『築地ワンダーランド』評:築地で生きる人々を捉えた“日本らしくない”ドキュメンタリー
僕は東京生まれ東京育ちなんですが、身近な存在でありながら、築地のことは知っているようで知らなかった。銀座周辺の試写室に行く時、少…
『菊地成孔の欧米休憩タイム』“まえがき”全文公開:〈シン・君の名は〉或は今年は1955年である
菊地成孔の新刊『菊地成孔の欧米休憩タイム』が、株式会社blueprintより、8月10日(木)に発行される。 …
『劇場版ポケモン』は大人も楽しめる定番アニメ映画にーー20年間愛され続けてきたシリーズの底力
「ポケットモンスター縮めてポケモン」 このセリフを聞いたことがない人は、筆者と同じ20代にはほとんどいないのではないだろうか…
“ユニバース”全盛時代となったハリウッド映画の行き先は? 荻野洋一の『ザ・マミー』評
よせばいいのに高校生のキャンプはたいてい、一組のカップルだけで乳繰り合うために夜の森へ消えていく。よせばいいのにコソ泥グループは…
『東京ヴァンパイアホテル』は園子温の原点? 映画でもテレビドラマでもない稀有な1本
メジャーで『新宿スワンⅡ』(17年)を、ロマンポルノ・リブートプロジェクトではローバジェットで『アンチポルノ』(17年)を、その…
『築地ワンダーランド』は“魚を食べる”認識が変わるーー築地市場の深部を捉えたドキュメンタリー
東京、銀座から徒歩で約15分。質の高い水産物を中心とした食材が日本中、世界の様々な地域から大量に集められる“築地市場”。ピーク時…
BOMIの『彼女の人生は間違いじゃない』評:スカッとするわけではないけれど、確実に何かが残る
BOMIが新作映画を語る連載「えいがのじかん」。第8回となる今回は、廣木隆一監督が自身の小説デビュー作を自ら映画化した『彼女の人…
『怪盗グルー』“スラップスティック”でアニメ界に新風 幅広い世代を虜にする魅力を考察
近年アメリカでは、ディズニー映画『ズートピア』や、ピクサー映画『ファインディング・ドリー』、『カーズ/クロスロード』のように、実…
劇場版最新作も大ヒット! “戦う魔法少女”のイメージ決定づけた「なのはシリーズ」の功績
魔法少女と聞いて、どんな存在を思い浮かべるだろうか。今、魔法少女といえば戦うものだというイメージが定着している。日曜朝にも戦って…
『ポケモン』ブランドを再構築? サトシとピカチュウの出会いと旅立ちを描きなおした意味
現在公開中の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』はアニメ化の20周年記念作品。物語の原点である主人公サトシとピカチュウの…




































