【ライトノベル最新動向】斜線堂有紀『コールミー・バイ・ノーネーム』ドラマ化で人気再燃 『転スラ』『わた婚』新刊も

7位はくまなの『くまクマ熊ベアー 21』(PUSH!文庫)、8位はTVドラマ化されて放送中の斜線堂有紀『コールミー・バイ・ノーネーム』(星海社FICTIONS)、9位は川原礫『ソードアート・オンライン プログレッシブ9』(電撃文庫)、10は天岸久弥『魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~12 小冊子付き特装版』(MFブックス)と人気作が並んだ。『コールミー・バイ・ノーネーム』は2019年の発売から6年経ってのランクインと、ドラマ化の威力を見せた。
11位以下では、TVアニメの第2期が評判となっている日向夏『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫)から15巻が11位、13巻が14位、9巻が15位、8巻が16位、14巻が19位、12巻が20位に入った。既刊本の再浮上となるが、TVアニメの第1期放送時も相当に売れておきながら、改めて売れ行きを伸ばすところに読者の広がりが感じられる。
気になるところでは、18位の神坂一『スレイヤーズすぴりっと。 『王子と王女とドラゴンと』』(ファンタジア文庫)が、ライトノベルを代表するシリーズの最新短篇集として登場し、人気の不滅ぶりを見せている。
ほか、公開中の安田現象による長篇アニメ『メイクアガール』を、『アオハルデビル』などの作品を持つライトノベル作家の池田明季哉がノベライズした『メイクアガール』(電撃文庫)が32位、映画に登場する水溜明という主人公の母親で、天才的な研究者だった水溜稲葉が登場するスピンオフ小説『メイクアガール episode 0』(電撃文庫)が31位と、並んで名前を連ねているところも注目点だ。映画に描かれた内容やキャラクターの真実が分かるとあって、映画を見終わった人たちが続々とノベライズに手を伸ばしており、映画の評判とともに一段のランクアップもありそうだ。
参考:Rakutenブックス「ライトノベル週間ランキング」https://books.rakuten.co.jp/ranking/weekly/001017/





























