かまいたち山内、『葬送のフリーレン』の「最高すぎる」シーンにコメント “断頭台のアウラ”戦とは?

かまいたち山内が選んだ『フリーレン』で最高のシーン

 漫画好きで知られるお笑いコンビ・かまいたちの山内健司が11月14日、自身のX(旧Twitter)を更新し、現在アニメが好評放送中の人気異世界ファンタジー『葬送のフリーレン』について言及した。

 原作は「週刊少年サンデー」で連載中の人気作。舞台は、勇者一行によって魔王が倒された「その後」の世界だ。勇者ヒンメルらと共に活躍したエルフの魔法使い・フリーレンの旅路を描き、「マンガ大賞2021」大賞、「第25回手塚治虫文化賞」新生賞を受賞するなど高く評価されてきた。

 山内は『葬送のフリーレン』公式Xの投稿を引用する形で、「1番好きなシーン」「最高過ぎ」とポスト。原作から切り取られたその内容は、フリーレンが大魔族「断頭台のアウラ」を打倒したシーンだ。アニメでも多くの視聴者を感嘆させたこのバトルには、大きなカタルシスがある。

 勇者一行との戦闘により一度は表舞台から退場したアウラだが、再び力を取り戻し、北側諸国への侵攻を目論んでいた。人類にとって絶望的な脅威となるのが、アウラが操る「服従させる魔法(アゼリューゼ)」だ。

 「服従させる魔法」は言葉の通り、自分(アウラ)と相手の魂を天秤に乗せ、魔力が大きい方がもう一方を服従させる魔法で、500年以上生きる大魔族であるアウラの絶大な魔力に敵うものがいないため、事実上無敵を誇っていた。

 アウラは一人で討伐に訪れたフリーレンを見て、その魔力量を嘲笑う。しかし、フリーレンは師匠である伝説の魔法使い・フランメの指導により、体外に溢れ出る魔力の量を制限し続けており、本来はアウラをはるかに凌ぐ魔力を持っていた。アウラは見事に騙され、天秤は初めて逆に傾き、フリーレンの命令で自死を遂げるのだった。

 異世界を舞台にしたファンタジーといえば、「圧倒的な力で“無双”する」姿にカタルシスがある作品が少なくない。フリーレンも確かに群を抜いて優秀な魔法使いだが、生涯かけて自身の魔力を偽装し、魔族の「クソみたいな驕りと油断」(※フランメの言葉)を誘うという、気が遠くなる戦略を実行している。魔族に故郷を蹂躙された過去、フランメとの出会いと別れというエピソードを引き継いでの“完勝”は、山内が「最高過ぎ」と表現することにも頷けるカタルシスがあった。

 アウラとのバトルは、アニメでは9話と10話で描かれている。見逃した方は、各種配信サービスでチェックしてみてはいかがだろう。

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