【ライトノベル最新動向】「ブギーポップ」4年ぶり新刊に注目! 「ダンまち」「ウィザーズ・ブレイン」も登場の9月ライトノベル

【ラノベ最新動向】「ブギーポップ」4年ぶり新刊

 “悪役令嬢”も依然としてトレンドワードのよう。DREノベルズから9月8日に発売のぷにちゃん『悪役令嬢はキャンピングカーで旅に出る~愛猫と満喫するセルフ国外追放~』は、悪役令嬢として断罪されたヒロインがチートスキルの「キャンピングカー」を使って国を出て旅をするという、悪役令嬢×異世界スローライフ×冒険ファンタジーといったハイブリッドな味わいを楽しめそう。

 新シリーズも何点か。『はたらく魔王さま!』の和ヶ原聡司による新シリーズ『飯楽園―メシトピア― 崩食ソサイエティ』は食がテーマのSFストーリー。不健康な食事が禁止された世界で、取り締まりに当たっている《食防隊》の少女が料理人の少年と出会い、共に禁制品のカップ麺を口にしてしまったことから始まる、ヤバいメシを探求する関係が描かれる。読めば空腹を刺激されて、カップラーメンやレトルトカレーに手が伸びそうだ。電撃文庫から9月8日発売。

 シリーズ累計250万部の『異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する』を手掛けた美紅による完全新作が『武神伝 生贄に捧げられた俺は、神に拾われ武を極める』。魔法が使えず無能と蔑まれ生贄にされかかった少年が、戦闘術を極めた《亜神》に弟子入りして武神となり、世界にその名を轟かせる。強いカタルシスを得られそうな設定の新シリーズだ。ファンタジア文庫から9月20日に発売。

 ガガガ文庫から9月19日発売の牧瀬竜久『悪ノ黙示録-裏社会の帝王、死して異世界をも支配する-』は、第17回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。裏社会の支配者として君臨し、処刑されたレオが異世界のスラム街に生まれ直してそこからのし上がっていくストーリーが綴られる。

 『異常論文』内の「空間把握能力の欠如による次元拡張レウム語の再解釈およびその完全な言語的対称性」で商業デビューしたSFの新鋭、青島もうじきによる『私は命の縷々々々々々』が9月12日に星海社FICTIONSから登場。人類があらゆる生物の生殖形態を模倣するようになった未来で、ドウケツエビという性を自己決定する生物の生態を持って生まれた高校生を主人公にしたSFミステリだ。

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