【ONE PIECE考察】悪魔の実の起源は? 未だ明かされぬ謎や新事実に迫る
「物語の序盤から登場している、物に悪魔の実を食べさせる技術も大きな謎です。ただ1つ言えるのが、悪魔の実の能力が宿るのは心臓などの肉体ではないんですよね。ヨミヨミの実で蘇ったブルックに、臓器や肉体はありません。彼にあるのは骨と髪、そして『魂』です。そう考えると悪魔の実の能力は、魂に宿ると考えるのが自然ではないでしょうか。大切にされた物には、魂が宿ると言います。例えばお金を貯めて買った物や、常に持ち歩き大切にしている物。そういった物の魂に、悪魔の実の能力を宿しているのかもしれません。バーソロミュー・くまとベガパンクは、深い協力関係にあったようです。くまであれば、物の魂を外に出す、もしくは悪魔の実の能力を外に出すことができた可能性もあります。また2つの能力は獲得できないという定説を、黒ひげがどうやって破ったのかも気になる謎です。黒ひげは体が異形だと言われており、読者の中ではケルベロス説が定着しました。上記した説で考えると、たしかにケルベロスで魂の隙間が3つあると考えるのが、1番自然かもしれません」
悪魔の実と言えば、ルフィが食べた実に関して衝撃の事実が明かされたのも、記憶に新しい。
「悪魔の実を物として考えると、やはり意思があると解説されたゾオン系だけ異質ですよね。もしヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”にも意思があるんだったら、ニカの意思でルフィが何かを始める可能性もあります。ルフィだったらニカの意思とも仲良くなって、目的達成に協力しそうですよね。ニカの意思がルフィの中に呼び覚まされて、歴史の真実がわかっていく展開もあるかもしれません。唯一意思があるゾオン系をルフィが食べた事実は、物語に大きな影響を及ぼすと思います」
読者は能力者のド派手なバトルを楽しんできたが、悪魔の実自体に関してはまだ謎が多いのも事実だ。願望が形となった悪魔の実の起源はなんなのか。謎が明らかになるとき、『ONE PIECE』の物語がもう一段階核心に迫るのは間違いないだろう。