宮沢和史、音楽生活35周年アルバムリリース 東京&大阪でスペシャルバンドによるライブ開催
宮沢和史が、35周年を迎える4月24日にニューアルバムをリリースする。 同作には『日経ニュースプラス9』(BSテレ東)のエン…
世間の流れに翻弄されず我が道を行ってる、という印象のミュージシャンがわりと違和感ない感じでTVドラマに出てたりすると"あ、そういうのも出来ちゃうのね"とちょっと意外な気もする。山崎まさよししかり。ああいうのは器用・不器用というより持ち前のセンスとか頭の切れっぷりとか、根本的な資質の問題なんだろうな。
89年、アルバム『A Peacetime Boom』でデビューしたバンド、THE BOOMのヴォーカルで、98年に1stソロ・アルバム『Sixteenth Moon』をリリース。THE BOOMの方も93年に大ヒットし各国のミュージシャンによってカヴァーされた「島唄」を始め、ラテン音楽やインドネシアのガムランなど多様なサウンドを取り入れた演奏を聴かせるが。多国籍感、という点ではソロも基本的にはバンドと共通するテーマ性を感じさせる作品が多い。ただ、こちらでは98年の2nd『AFROSICK』でマルコス・スザーノ/カルリーニョス・ブラウン/レニーニといったブラジル新世代ミュージシャンと共演するなど、バンドという枠組にとらわれない、より自由なスタンスでサウンド・メイキングに挑んでいる。
彼の作品はどこの国のものであれ、根底に日本人ならではのドメスティックな匂いや共感し得る郷愁のようなものがあり、その独自のバランス感が特有の魅力にもなっている。音楽にまつわる仕事はもちろん、俳優として、そして詩人として、マルチに活躍中だ。
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