『SOUL CAMP 2015』第三弾出演者発表 TALIB KWELI 、YASIIN BEYがソロで登場
Ms.LAURYN HILL、COMMONがヘッドライナーを務める“大人な”都市型フェス『MTV presents…
ニューヨークを拠点に活動する知性派/社会派ラッパー、モス・デフとタリブ・クウェリによるユニット。98年に発表したそのデビュー・アルバム『ブラック・スター』において、目からボロボロと鱗が落ちたリスナーも多かったことだろう。
ジャズ風でまったりしたグルーヴと前向きでインテリ性の漂うリリックを武器に、シーンに颯爽と登場したブラック・スターは、ギャング風のイメージに塗り固められたヒップホップ業界への異議申し立てをしながら幅広い支持を獲得していく。彼らはそのフロウで無知・暴力・拝金主義などに果敢に挑む。その一方で、リスペクト・自由・自己理解などの重要性も説いているのだ。そんなモスとタリブの創意に富んだ言葉のデリヴァリーや変化に富んだリズム、そして滑らかな淡いハーモニーはなんともいえない魅力に満ちているものである。さらに、彼らはけして説教口調になることなく、そのメッセージはいつだってファンキーそのもの。リスナーを楽しませると同時に教育(啓蒙)までするその姿勢には、ルーツのブラック・ソートやコモンらコンシャス・ラッパーたちと共通するニオイがある。
05年現在、知性と才能で結ばれた彼らは相変わらず仲よくしている模様。カニエ・ウェストが周囲にウロチョロしているのがなんだか鼻につくが……。ともかく、2ndアルバムの構想も固まりつつあるようなので、今後のブラック・スターにも注目だ。
Ms.LAURYN HILL、COMMONがヘッドライナーを務める“大人な”都市型フェス『MTV presents…
Ms.LAURYN HILL、COMMONがヘッドライナーを務める“大人な”都市型フェス『MTV presents…