『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の期待ポイントをネタバレありで解説 名ゼリフの再現も?

『鬼滅の刃』無限城編をネタバレありで考察

 吾峠呼世晴のマンガを原作としたアニメシリーズの最新作『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が、2025年に公開されることが決定した。それに伴い、特報映像とティザービジュアルの第2弾も解禁され、大きな注目を集めている。

 今回もアニメーション会社・ufotableの手によって、ハイクオリティな映像化が実現することは間違いないだろう。そこで本稿では、これまでの展開や伏線と照らし合わせつつ、無限城編で期待したいポイントについてまとめていきたい。なお、原作をすでに読んでいることを前提として内容に踏み込んでいくので、ネタバレにはご了承いただきたい。

※本稿は『鬼滅の刃』無限城編の内容を含みます。ネタバレにご注意ください。

 無限城編はTVアニメの第4期にあたる『「鬼滅の刃」柱稽古編』の続編にあたり、物語は一気にクライマックスへと突入するところだ。

 あらすじを簡単に振り返っておくと、お館様は命がけの策によって産屋敷邸に鬼舞辻無惨をおびき寄せ、罠にかけることに成功。しかし無惨は鳴女の血鬼術によって、無限城という異空間へと移動する。そして炭治郎や鬼殺隊の柱たちも異空間へと飛ばされ、上弦の鬼との壮絶な戦いが幕を開ける……という流れだ。

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』特報第2弾

 鬼殺隊と鬼たち、双方にとって最高の戦力が出揃うため、作中ではこれまでにないほど高いレベルでの戦闘が繰り広げられる。そのためまず注目すべきは、「迫力に満ちた戦闘描写をいかに再現するのか」という点だろう。

“上弦の参”猗窩座 VS “水柱”冨岡義勇

 たとえば“上弦の参”猗窩座との戦いでは、“水柱”冨岡義勇の活躍が描かれることになる。そもそも義勇の本格的な戦闘シーンが描かれたことはほとんどなかったが、ここで初めてその実力の全貌が明らかに。猗窩座から「流麗」と評されるほどの剣技を次々と繰り出して見せるのだ。しかも圧倒的な強者との対峙によって急速に感覚が研ぎ澄まされ、痣が発現することによって、義勇はさらに上のステージへと駆け上っていく。

 アニメ『鬼滅の刃』といえば壮麗な剣技のエフェクトでお馴染みだが、ufotableの真価が発揮される戦闘シーンになるのではないだろうか。

“上弦の陸”獪岳 VS 我妻善逸

 また剣技に関する期待でいえば、我妻善逸と“上弦の陸”獪岳の勝負も見逃せない。2人は桑島慈悟郎という同じ師匠のもとで育てられたため、いずれも雷の呼吸の継承者。ただし善逸は「壱ノ型」しか使えず、獪岳はそれ以外の型しか使えなかったため、そのことが因縁を生じさせていた。

 2人の戦いでは獪岳が血鬼術によって強化された雷の呼吸を繰り出す一方、善逸は初めて「壱ノ型」以外の技を披露する。それが「漆ノ型 火雷神」であり、善逸が自ら生み出した独自の技だった。いかにしてこの“神技”をアニメーション化してくれるのか、期待するしかない。

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