ラフカディオ・ハーンの「怪談」は何が怖いのか? 春日武彦が小泉八雲を読み直す

小泉八雲の怪談に迫る『怪談の真髄』

 春日武彦『怪談の真髄 ラフカディオ・ハーンを読みなおす』(筑摩書房)が2026年1月15日に発売される。

 ラフカディオ・ハーン(小泉八雲/1850-1904)は、1890年の来日から日本の物語や民間信仰、風習などを学び、彼の考える日本文化の精髄を散文に残した。西洋的視点から再解釈された日本文化の面白さと同時に、そこに写し取られた恐怖や愛情、死生観は普遍性があり、超自然現象やスピリチュアリティへの興味もあいまって、いまなお多くの読者を獲得し、朝ドラ『ばけばけ』の影響で再び注目を集めている。

 本書は大ヒットとなった『恐怖の正体』でさまざまな恐怖の形式を分析した春日武彦が、『怪談』をはじめとするハーンの代表作を読み直し、『怪談』の真髄――なにが怖いのか/怖くないのか、そこから見えてくる日本的風土や精神、また現代に再話するとしたらなどを考察し、またそこから一般名詞としての怪談の魅力の真髄に迫る。

 のっぺらぼうはなぜ怖いのか、食人鬼で真に恐ろしいのはなにか、滝はなぜ子供の首をもぎ取るのか、茶碗の中に浮かぶ顔はなにを意味しているのかーー。妻・小泉セツの語りを再話するかたちで書かれた『怪談』をはじめとするラフカディオ・ハーンの散文作品の魅力の根源にあるものとは?

■書誌情報
『怪談の真髄 ラフカディオ・ハーンを読みなおす』
著者:春日武彦
価格:1,980円(税込)
発売日:2026年1月15日
出版社:筑摩書房

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