「小泉八雲とおばけの話」特集の『月刊MOE』12月号が発売 怪談と幻想をめぐる一冊に

小泉八雲とおばけの話特集『月刊MOE』

 『月刊MOE』2025年12月号が10月31日(金)に白泉社より発売された。

 今号の『月刊MOE』の巻頭特集は「小泉八雲とおばけの話」。目に見えない世界を追い求め、異国の不思議な話を物語として残した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)。地球を半周する人生の終着点となった日本で、「雪女」や「耳なし芳一」などの怪談を通じて描いた霊的世界を取り上げる。「目に見えない世界を追い求めて」では小泉八雲の人生を振り返り、「小泉八雲が愛した風景へ」では『知られぬ日本の面影』の舞台をめぐる。その他、「へるん先生と松江さんぽ」「曾孫・小泉凡さんが語る 家族のこと、怪談のこと」「小泉八雲のおばけの話」などが掲載されている。

 特別ふろくとして、小泉八雲「怪談」クリアファイルが付属。日本や世界の“おばけ絵本”を集めた特集も収録された。

 描きおろし第28回ヒグチユウコ「日々の綿」も掲載。ヒグチユウコがニャンコたちとの日常を描く人気のコマ漫画。木彫作家・キボリノコンノの特集では、初の自作絵本『きぼーる』の制作レポートや近作も紹介されている。

 「BOOK in BOOK第3回 森の処方箋」では、安眠のためのお守りポプリと三日月型のショートブレッドをつくるレシピを掲載。教える人に小川糸、森の案内人に萩尾エリ子を迎えた。小説の一場面が切手になった「ムーミン」やフェルメールの名画など、最新の切手特集も収録されている。

 角田光代の連載「チョコと冒険」や、第13回MOE創作絵本グランプリ受賞作品、吉田のばらの「シャボンだまサーカス」も掲載。メゾン・テリアによる「れっつごー!こいぬの たんけんたい」、たなかひかる「プロフェッショナルズ~プロフェッショナルで勝手に空想タイム~」も登場した。

■書誌情報
『MOE2025年12月号』
価格:990円(税込)
発売日:2025年10月31日
出版社:白泉社

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「新作」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる