佐藤究、ふかわりょう、山崎まどか推薦! 『マルコヴィッチの穴』のチャーリー・カウフマン初小説『アントカインド』翻訳版ついに発売

カウフマン初小説『アントカインド』翻訳版

 チャーリー・カウフマン著、木原善彦訳の長編小説『アントカインド』(河出書房新社)が8月27日に発売された。

 1958年にアメリカ合衆国で生まれ、脚本家・映画プロデューサー・映画監督。奇想天外で独創的なストーリー展開で知られ、しばしば「鬼才・奇才・天才」と冠されるチャーリー・カウフマン。

 カウフマンの初小説となる『アントカインド』を、『アイロニーはなぜ伝わるのか?』『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』『UFOとポストモダン』『ピンチョンの『逆光』を読む 空間と時間、光と闇』などの著者である木原善彦が翻訳を担当した。

 そんな物語をブックデザイナーの川名潤が書籍という形態に凝縮。豊かな手触りと深みのある黒色の皮革調クロスに、全面押しレインボー箔。UV多色刷透明函に収納し、函の透明部分から本体箔が透過する「仕掛け」が施されている。

ふかわりょうが語るカウフマンと『アントカインド』ーー不条理の洪水に飛び込み、想像力の彼方へ

 映画『マルコヴィッチの穴』『エターナル・サンシャイン』などで知られる脚本家のチャーリー・カウフマン。独創的で妄想全開な…

■推薦コメント
異常な映画愛と懐かしきポストモダンの饒舌思考で、アメリカ合衆国の〈今〉を走査(スキャン)する。奇妙かつ壮大な旅。
――佐藤究(作家)

やりやがったな、カウフマン! 超絶クレイジーで最高にクール!! 押し寄せる不条理の洪水に脳がバグって昇天寸前!! これ、世に出したらまずくない?!
――ふかわりょう(タレント)

人が世に生きることの惨めさ切なさ情けなさ。そして映画という芸術に対する愛以上の強い感情。それをこんな奇想天外な物語にするなんて、チャーリー・カウフマンにしかできない。物語の情報量もギャグも彼の映画以上の圧縮バージョン!
――山崎まどか(コラムニスト)

■書誌情報
『アントカインド』
著者:チャーリー・カウフマン
価格:15,400円(税込)
発売日:2025年8月27日
出版社:河出書房新社

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