『SLAM DUNK』待望の電子書籍を今こそ買うべし 井上雄彦「電子化です。今度は嘘じゃないっす」

『SLAM DUNK』に触れたことがなくても一度は耳にしたことのある「安西先生…バスケがしたいです」というセリフ。作中随一の名シーンが生まれた背景にはどのような流れがあったのか、そんな物語の根幹に迫る楽しみはやはり原作を読むことによって得られるものだろう。
また、意外にも作品初期では桜木花道が柔道部の主将からしつこく勧誘され柔道対決に付き合わされる話や、不良グループのボスとしてバスケ部を潰しにきた三井寿達との体育館内での抗争など、バスケットボールの試合以外のエピソードが描かれていることも多い。個性的なメンバーがどのようにして集結していったのか、それまでの展開にも注目していただきたい。
さらにはテストの成績がからっきしダメな花道を初めとしたレギュラーメンバーが赤点による罰則を回避する為に湘北高校の主将、赤木の家で勉強合宿をするなど高校生ならではのエピソードも中々に魅力的だ。
長年作品を愛したファンが支えてきた土台の上に、映画の爆発的大ヒット。映像からはスピード感溢れる試合展開と監督として自ら指揮を取った井上雄彦の感性が随所に溢れる。
さらには総制作期間約7年と言われる膨大な時間を映画制作にかけるそのガッツ。そして今回の電子書籍化というとっておきの飛び道具。特に未読の方にはぜひとも今回の電子化を作品を手にとるきっかけにして『SLAM DUNK』の世界を存分に楽しんで欲しい。
◼︎『SLAM DUNK』をLINEマンガで読む:https://manga.line.me/book/product_list?product_id=E898989






















