2024.11.05 07:00 人はなぜ神という物語を求めるのか? 小川哲、宗教をテーマとした短編集『スメラミシング』を読んで 文=細谷正充 小説河出書房新社小川哲文芸 Facebookでシェア xでポスト はてなブックマーク LINEで送る 小川哲、フルスロットル。短篇六作を収録した『スメラミシング』は、そういいたくなる作品集だ。まず冒頭の「七十人の翻訳者たち」は、物語の敷居が高い。舞台となっているは二つの時代。紀元前二六二年では、七十人… 続きを読む