【ライトノベル最新動向】「青春ブタ野郎」シリーズが10年目で完結! 「スパイ教室」新刊や「Re:ゼロ」短篇集も登場

10月の注目ライトノベル

 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』(GCノベルズ)の三嶋与夢による新作『フェアリー・バレット-機巧乙女と偽獣兵士-』(GCN文庫)も10月19日に発売。「偽獣」と呼ばれる異界のバケモノに侵攻されていた地球で、女性にしか扱えないパワードスーツ「ヴァルキリードレス」を身に付けた女性たちが戦っていた。そんな戦士たちを要請する機関に男性が赴任。彼には偽獣を倒す力を持った兵器のテストパイロットという役目が与えられていた。ハーレム的なシチュエーションでのハードなバトルを楽しめそうなSFアクションだ。

 タイトルから興味をそそられるのが、あだち『偽装死した元マフィア令嬢、二度目の人生は絶対に生き延びます ~神様、どうかこの嘘だけは見逃してください~』(DREノベルス)。マフィアの令嬢として生まれながら死を偽装して心を改め別人として生きてきたディーナ。ところが、兄の思惑でディーナのニセモノとして生家に戻り、生家を敵視する軍人テオドロに協力をすることになってしまう。嘘が錯綜する状況の中でディーナの運命はどうなる? 10月10日発売。

 後宮ものに新作。猫田パナ『後宮の人形師 ひきこもりの少女、呪術から国を救う。』(富士見L文庫)は、命を持った「魂人形」を作ることができる少女が、帝による後宮で不幸が続く妃を救えといった命令に従い働き始める中で、だんだんと交流を広げつつ巡らされていた謀略に挑む。10月15日発売。紅玉いづき『聖獣王のマント』(メディアワークス文庫)は、チルという名の家出少女が黄金の神を持つ美しい男に誘われて赴いた異世界で、国を救う王を目指して動き始める。『ミミズクと夜の王』の作者らしい重厚なファンタジーになっていそうだ。10月25日発売。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる