怖いけど続きが気になる! 『光が死んだ夏』から『僕が死ぬだけの百物語』まで注目のホラー漫画を紹介

 ホラー漫画が持つ独特の魅力といえば、背筋が凍るような恐怖と“謎”要素。今回は最近話題となっている、一度読み始めると止まらなくなってしまうホラー漫画3選を紹介しよう。

謎と恐怖に引き込まれる物語『光が死んだ夏』

 まず紹介する作品は『光が死んだ夏』。2021年から連載がスタートし、「次にくるマンガ大賞2022」では特別賞を受賞しており、2024年にはアニメ化も決定している。

 物語の中心は、ある集落で一緒に育った幼馴染のよしきと光。ある日よしきは、光が別の“ナニカ”にすり替わっていたことに気づく。よしきは変化に戸惑いながらも、光(ナニカ)の正体を探るために行動を開始した。

 この作品の魅力は、どこか懐かしい“田舎の夏”の風景と、幼馴染の少年2人のブロマンス的なエモさ、そしてじわじわと忍び寄る不気味さだ。「ヒカル」の正体を探るために、集落に伝わる「ノウヌキ様」の謎を追う展開にあっという間に引き込まれていく。加えて作者の画力が高いため、ホラー描写の恐ろしさも際立っている。

 読者からは「音の表現が絶妙で怖い」「ホラーなんだけど2人の関係に切なくなる」と、その世界観に惹かれている声が多い。

切ない“ホラー”ラブストーリー『青野くんに触りたいから死にたい』

 次に紹介するのは、『青野くんに触りたいから死にたい』。2017年から連載が始まり、2022年には佐藤勝利・高橋ひかる主演でドラマ化された「ホラーラブストーリー」だ。

 付き合って2週間で死んでしまった彼氏・青野くんと、その彼女・優里。青野くんの後を追おうと自殺を試みる有利の前に、死んだはずの青野くんが幽霊として現れる。幽霊の青野くんは一見無害だが、優里の周囲では次々と奇妙な出来事が起こり始めていく―。

 切ないラブストーリーの中に、所々でゾッとするようなホラー描写が織り交ぜられており、読者を引き込む。青野くんはなぜ幽霊として現れたのか、黒青野の正体は何なのか…… 謎が深まるほどに物語の魅力が増していく。読者からは「独特な感性の物語で惹きつけられる」「ホラーと恋愛のバランスが絶妙」と高評価を得ている。

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