「ゴキブリよりも嫌い」カメムシ、大量発生警報でネット騒然 “害虫の中の害虫”を防ぐ方法とは?

■カメムシについて知るなら必携の一冊

  今回の「現代農業」は、とにかく表紙から素晴らしいインパクトである。特集では、カメムシの“叩き方”から“活かし方”と題し、幅広い情報が網羅された誌面になっていて、目次だけ見ても刺激的な内容だ。カメムシを逃すテクニックとして、漢方のニオイで寄せつけない方法や、ニンニク&トウガラシエキス、焼き肉のタレにシビ辛パウダーを使うといった、まるでドラキュラや鬼退治のような内容にも触れられている。実際にカメムシに悩んでいる農家はもちろん、ちょっと怖いものを見てみたいという人にもおすすめできそうだ。

  ところで、筆者は何度もニュースに書いているのだが、田舎暮らしをしてみたい人は、昆虫に対する耐性をつけてから移住を考えたほうがいい。というのも、田舎暮らしの最強の敵は隣人関係でも、病院や流行の店がないことでもない。昆虫である。昆虫が凄まじく出ることが田舎の最大の問題である。

  とにかく虫嫌いな人にとっては地獄であり、特にカメムシが苦手すぎて田舎暮らしを断念した人がいる。その人が東京に戻った時、「あぁ、なんて東京は虫が少なくて快適なんだろう!」と感じたようだが、とにかく田舎暮らしは昆虫との戦いになることが多いと肝に銘じたいものだ。逆に、昆虫が大好きでたまらない、カメムシだって大好きだという人には田舎はパラダイスであろう。

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