【漫画】BUMP OF CHICKENの名曲にインスパイアされた『車輪の唄』が完成 昭和中期の少年少女が紡ぐ切ない物語に
既存の物語や音楽からインスパイアされて、新たな創作が生まれるーーそんな連鎖からSNSで多くのユーザーを魅了しているオリジナル漫画がある。1月25日、Twitter上でフルバージョンが公開された『車輪の唄』は、人気バンドBUMP OF CHICKENの同名曲から着想を得て描かれたという。同曲を彷彿とさせるストーリーに作者のセンスが加わった、感情を揺さぶる作品だ。
舞台は、蒸気機関車が走る田舎町。夢のために資金を貯めたい男子高校生・晃彦は、松葉杖がなければ歩けない良家の娘・梅子の父親から学校の送り迎えをしてほしいと依頼される。家庭環境から何もかも違う二人はぶつかり合いながら関係を深めていくが、ある日、切実な事情から、梅子が家に帰ることを拒絶。若い二人は思い描く未来を掴むことができるのかーー。
作者は現在、週刊連載作家のアシスタントをしながら、その合間に自身の作品制作をしている天野リサさん(@amano1972)。前半部分の公開からおよそ半年、フルバージョンを公開した理由、本作を描くうえで特に意識したポイントなど話を聞いた。(望月悠木)