【漫画】体が氷になる奇病に蝕まれた少女は、兄と春を迎えられるのかーーSNS漫画「冬が長い村に住む兄妹の話」が尊い

 厳しい寒さが続くこの冬、春の到来を心待ちにしている人は少なくない。ただ、「新世代サンデー賞」で佳作に選ばれ、2022年12月14日にTwitter上で公開された創作漫画『雪花』(冬が長い村に住む兄妹の話)を読むと、春の訪れに切なさを覚えるかもしれない。

 近くの山に住む「雪の魔女」のせいで年中冬景色の村に住む兄妹、氷と雪花。7年に一度だけ訪れる春を楽しみしていた雪花だったが、身体が氷になり、春になれば溶けて死んでしまう風土病“氷化病”に感染する。たった一人の家族である雪花を救い、ふたりで春の訪れを迎えるため、氷は一縷の望みに賭け、雪の魔女のもとを訪れるがーー・

 作者は、中学生の頃から「イラストを仕事にしたい」と考え始め、高校生で本格的に漫画制作を始めたという藤千華さん(@323snow)。冬の厳しさと美しさが交差する本作を描いた経緯を聞いた。(望月悠木)

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