【漫画メシ】雑草天ぷら、ケンタッキーフライド松茸……『こち亀』両津の斬新な料理 

【漫画メシ】こち亀サバイバル料理

 1976年から2016年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載され、国民的人気を誇った漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。ギャグ漫画をベースとしながら、シリアスな物語や人情物語もあり、ときには的確な未来予想図を示すこともあった。さまざまな内容が詰まった作品のなかで、1つの見どころとなっていたのが主人公・両津勘吉が作るオリジナリティあふれる料理だ。そのなかから代表的なものを紹介したい。

雑草を天ぷら・グリーンサラダにして食う

 金を使ってしまい物を食べる金がなくなってしまった両津。ピンチのなか目をつけたのが雑草だった。

 雑草に衣をつけ油で揚げて天ぷらにした両津は「すごい!衣をつけて揚げれば立派な天ぷらに変身した。うひょー 実に美味しそう」と歓喜していた。また、草などでグリーンサラダを作り「芸が細かい!」と叫ぶ一幕も。

 さらに「天ぷらだけでは寂しい」と革の靴を鍋で煮込み、照り焼きステーキに。食べることができない代物にも思えるが、両津は「徹底的に煮込めば元の牛肉に戻るようなきがする」、「なんとなく肉っぽくなってきた」と話していた。

 ほとんど食べることのできない代物ではあるが、雑草を食べて腹を満たそうとする姿勢を評価する声も。ただし有毒植物もあるだけに、真似をすることは避けたほうが良い。

カブトムシ用の樹液をパンに塗って食べる

 派出所で夜勤中、腹を減らした両津が目につけたのがたまたま飼われていたカブトムシの樹液。パンに塗って食べ、「うむ、うまい!」とその味に納得する。さらにカブトムシ用のゼリーもムシャムシャと食べ、「薄味だがいける!」と話していた。

 こちらも常人離れした胃腸を持つ両津勘吉だからこそできる技。決してマネをしてはいけない。

ラーメンパン

 スイーツを販売して好評を得る秋本麗子に対抗して、両津が作ったラーメンパン。

 金が絡むと異常な発想力を持つ両津は、ラーメンの麺と具、そしてゼリー状にした特製ツユを仕込み、パンでプレスし「ラーメンパン」を作り上げたのだ。1個300円で販売したラーメンパンは味の評価は高く、「焼きそばパンよりも美味しい」という声が出た。

 このラーメンパンは実現に至っていないが、仮に製造に成功すれば、売れそうな逸品といえるかもしれない。

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