“お店&名探偵”のジャンル引っ張る「ビブリア古書堂」最新刊が週間ラノベランキング1位 後続シリーズも書店賑わす

 ライトノベルのランキング2位は鎌池和馬による『創約 とある魔術の禁書目録6』、3位は佐島勤『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー4』と電撃文庫の人気シリーズ最新刊がランクイン。4位に2021年10月22日刊の青木杏樹『純黒の執行者』(メディアワークス文庫)が入ったのは、3月24日から配信が始まったNetflix映画『桜のような僕の恋人』で主演しているSexy Zoneの中島健人が愛読書として挙げたから。人気者の推しの威力が分かる一件だ。

 将棋の藤井聡太五冠の大活躍で、現実に追い越され続けているライトノベルと評判の白鳥士郎「りゅうおうのおしごと」シリーズ(GA文庫)から、最新刊『りゅうおうのおしごと16』が8位に。小学生で女流棋士となった雛鶴あいが女流のタイトル戦に登場し、釈迦堂里奈女流名跡に挑むという内容だが、こちらも囲碁界ながら現役中学生棋士の仲邑菫二段が、史上最年少でタイトル戦に登場して藤沢里菜女流名人に挑むという現実に追いつかれた。現実を先取りするライトノベルとなった今、作中と同様に将棋界初の女性プロ棋士誕生となれば喜ばしいのだが。

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